業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

5月10日(火):動画撮影

体調はかなり戻ってきたが、ジョギング再開は明日に持ち越し。ハーフマラソンまで4日。受付案内なども届き、いよいよ春が来た感あり。

  • 研究室動画チャンネルの新たな動画撮影。10分弱の仕上がり予定の動画の撮影所要時間が50分程度。場面の切り替えだったり、撮ってみたら意外に長いのでやり直すなど。慣れてきたらとっととできるようになるのだろうか。
  • 動画撮影終了後は、編集作業(と言っても外部委託に向けたファイルの切り出し作業や参考資料の準備)と、次回以降の撮影で協力してもらいたい海外の先生への打診など。
  • 派遣元大学から送られてきた資料の確認。
  • 派遣元大学に毎月提出する報告書の今月分作成。もちろん、今月が終わってみないと完成はしない。
  • 派遣元大学の学生(学部生、院生)の相談対応。
  • 残りの時間は派遣元大学の院生が筆頭著者の投稿予定論文の直し。新たに図表を2つ追加するのだが、その前段階まで来た。一部院生からデータをもらわなければならないが、明日には一旦終えられそうか。
  • ヘルシンキ大学で明日に予定されているワークショップの確認。教室とオンラインのハイブリッド方式だが、体調回復途上の人間は、やはりオンラインにすべきだろうと判断。

本日のヘルシンキ

  • コロナ感染者数の昨日までの1週間平均は、220人/日(前日比±0人)。数字が動かない状況が続く。
    • 日本でも6月から水際対策が緩和され、1日あたり入国者数を1万人から2万人に引き上げるとの報道。少ないよりは多い方がいいだろうし、現状の検査体制を維持したまま受け入れ人数は増やせないだろうから、検査義務も緩和されていくのだろうが、少なくとも「2万人」の話と「他のG7諸国並みに円滑な入国が可能な水際対策」にはまだ雲泥の差がある。
    • ちなみに、一番困る緩和策は「PCR検査は日本行き便への搭乗前のみとし、日本到着時の検査は免除」のパターン。このまま行ったらヨーロッパ内でPCR検査はなくなってしまうのではないか、というくらい検査場所が続々と閉鎖されていく中、来日・帰国時にPCR検査結果を求めながら、PCR検査機会の確保は自己責任(費用も含めて)では、無責任に過ぎるだろう。
    • 備忘録として何度も書かねばならないが、水際対策の対象は、外国人だけではなく帰国日本人も含まれる。観光目的の外国人の入国を認める、と言ったところで根本的解決にはつながらない。
  • 外国人労働力問題。外国人労働力をさらに多く導入することに67%のフィンランド人が賛成しているという世論調査の結果。フィンランドでは、医療従事者が2030年までに3万人不足するとの予測。フィンランドの人口は日本の20分の1。つまり、日本の人口規模に当てはめると60万人不足することになる。看護職のストライキも起きていたし、フィンランドの就労環境がうまく回っているというのは誤解だろう。
  • ロシアとの国境付近でクズリ(wolverine)が目撃されたとのニュース。フィンランドでは400頭ほどの生息が確認されているらしいが、乱獲で一時減少し、これでも1990年代から10倍まで回復しているらしい。ともあれ、フィンランドで目撃されるのはレアケースとのこと。ちなみに、この英語名を見て違う連想をしてしまった人は、アメコミ系映画の見過ぎだろう(笑)。

フィンランドの首相が日本訪問とのことで、日本では報道が増えていくだろうが、フィンランドでは、まだ(少なくとも自分は)見かけないが、どうなるか。