業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

7月21日(木):声出ない

朝からいきなり動画収録をすると声が出ない(苦笑)。

  • 研究室チャンネルの動画収録。終了後は編集委託の前加工。本日のところは了。編集待ちが2本ある。本日分を加えて3本。当面はストックがあるということ。
  • 派遣元大学とのやりとり。1)期末試験および成績評価関係。2)資料の読み込み。3)オンライン打ち合わせの日程調整。4)学生実習関連。
  • 派遣元大学の組合研修にオンライン参加。意外に長かった。その割に勉強になったかといえば、すでに知っていることが多かったかも。
  • 昨日に開催した研究会の8月開催分の日程調整。明日までには確定しそう。
  • 残りの時間は9月上旬締切の原稿執筆。急ピッチで仕上げ、文章部分は一旦了。あとは写真を2枚ほど載せれば完成に思える。さて。

本日のヘルシンキ

  • ヘルシンキーロンドン便の座席数制限の話。スタッフ不足のため、ヒースロー空港の乗客数が制限されるため、フィンエアーも対策をとる必要が出てきた。そこで、すでに予約済の座席もキャンセルされることがあるとフィンエアーからアナウンス。代替便の手配も絶望的とのこと。ヒースローが制限されているのだから、ルートを変えても効果は薄いのだろう。9月11日までは新規予約も受け付けないとのことで、相当すごい話だ。
  • フィンランド税関が摘発した麻薬などの取引に関連して没収した暗号資産をウクライナ支援に当てるとの報道。なるほど。
  • 大手銀行グループの調査によると、エネルギー価格が昨年から40%、食料価格が11%上昇したことにより、消費者の購買行動が変化。具体的には、燃料と食料の購入量が昨年比でそれぞれ10%、5%減少。また、単価が高い商品の購入も減少。ただし、購入量の減少を価格の上昇が上回っているため、引き続き燃料費と食費の支出増は続く。この手の話は、しばらく続きそう。
  • 薬物使用施設(Drug Consumption Facilities)に関する議論。この施設の是非をめぐって政党間の見解が分かれているという記事。自分はこの施設の存在を初めて知ったのだが、薬物乱用を防止するためには、司法・刑事罰よりも、社会的・医療的に解決すべきという思想に基づき、管理下での薬物摂取を条件付きで認める施設のこと。その是非が議論になり、その効果の検証が求められることは想像に難くない。
  • 政府統計局による人口動態のデータ公表。フィンランドの人口は6月現在で約555万人。いわゆる「自然減」は加速しているが、移民による「社会増」が続き、人口は増加。一方、合計特殊出生率は2019年に1.35の最低値を記録した後、ここ2年は上昇したが、今年上半期のデータは過去最低を下回っており、最低値の更新はほぼ間違いない。
    • 移民が多いこと以外は日本と同じような状況だが、2014年までは合計特殊出生率1.7を維持していたので、近年急激に低下したことになる。この間、特に経済が悪かったわけでもなく、出生率低下の原因解明や対策はこれから。日本は出生率低下の理由として経済面が挙げられることが多いが、(フィンランドが経済的に豊かだと言い切ることはできないが)経済的な理由が解消されれば(さらに言えば、福祉施策が充実すれば)出生率が上がる、というのは甘い見立てだということだろう。

働き詰めの日が続くが、執筆中の原稿にも目処が立ったので、ゴールも見えてきたか。もう少し頑張って働きます。