業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

7月20日(水):観光客多し

  • 朝、オンライン研究会。2時間の予定が大幅に超過し、3時間近くに。少人数の議論ほど率直な意見交換が進み、時間が長くなる。そのこと自体は悪くないのだが、時間超過は進行役の自分の責任。終了後は、次回研究会の日程調整など。
  • 派遣元大学とのやりとり。1)送付されてきた資料の読み込み。2)院生に手続を手伝ってもらいつつ、予算執行作業。3)その他、学生実習などについてやりとり。
  • 9月上旬締切の原稿執筆。分量的には9割、質的には8割ほどまで来たか。明日完成できればありがたいが、さて。

本日のヘルシンキ

  • タクシーに関する議論。2018年に規制緩和が行われた結果、都市部ではサービスの向上や価格競争が起きて消費者にメリットがあったが、地方では料金の高騰や利便性の低下などが起きているという消費者団体の声明。こちらでタクシーに乗る機会は極めて少ない。ロヴァニエミに行った際に、宿と空港までの移動(6キロほど)に利用したくらいか。日本でも同じような議論と思いつつ。
  • ベリー摘みにかかる外国人季節労働者の話題。フィンランドではタイと2国間協定を結び、この時期に短期労働者を受け入れている。今年のベリーは豊作が見込まれているため、過去最多の4,000人がやってくる見込み。外国人農業労働者をめぐっては、どの国でも労働法規違反、さらには人身売買のような悪質なケースも発生するが、フィンランドでは昨年に法律ができ、自然物を収穫する人の法的地位(これに外国人も含む)と自然物を購入する企業の義務を規定。最も、使用側は、法律ができる以前に取り交わされていた契約内容と違いはないので、大きな変化は生じていないとのこと。

最後に標題の件、今日はヘルシンキ市街に出かけたのだが、明らかに慣れていない人たちがたくさん。ヘルシンキは観光の街でもあることを再認識するとともに、自分はまだ1年もいないわけだが、これでもそれなりに慣れてはきているのだなと実感。