業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月17日(木):緩和されたが

今日もヘルシンキはみぞれ混じりの雨。雪ではなく雨。氷点超えが続いており、路面の水浸しは続く。

  • 派遣元大学関連。1)新年度学内委員について。2)新年度新入生行事関連。3)学生のアルバイト手続き。4)産学連携関係の打ち合わせ日程調整。
  • 研究プロジェクト関連。1)科研関連。次年度繰越について研究代表者からの問い合わせへの対応。2)某省庁事業。新年度予算について追加の情報提供を求められたので対応。
  • 学外(日本)関連。1)昨日から引き続き、某機関と日程調整。無事に定まる。2)他大学非常勤関連。無事にシラバス作成が終わったことを確認。実際の講義は秋だが、その頃の日本はどうなっているのだろうか。
  • 学生が執筆した投稿論文の原稿チェック。本日は3分の1くらい。続く。
  • 来月の報告に向けた準備。微速前進。

今月は休みなしでぶっ通しで働いている感があり、今日はペースダウン。が、同時に、自分はやはり研究論文を書いたり、授業や報告などのプレゼンで使えるような資料を作るのが元来好きなのだと認識を改める日でもあった。

ヘルシンキのコロナ感染状況。感染者数の昨日までの1週間平均は450人/日(前日比-20人)。ジリジリとまだ減っている。

日本政府が水際対策を緩和し、フィンランドからの入国者に求めていた指定宿泊施設での待機期間が3日間→なしに。自宅での7日間待機は継続。3月からはさらに緩和されることも発表されたが、詳細は不明。報道は外国人の新規入国の話が中心で、帰国する日本人の話はなかなか出てこない。

やや疑問なのは、感染状況からすれば、フィンランドの方が日本より感染のリスクは低いのに、日本→フィンランドで求められるのがワクチン接種証明書のみ(隔離不要)、フィンランド→日本で求められるのが、PCR検査陰性証明+7日間隔離(+ワクチン接種証明)と、日本の方が厳しいこと。医療の逼迫度合いが違うとか事情は色々あるのだろうが、日本の抱える問題点は、感染防止対策やら水際対策がどうのとかではなく、ただただ医療提供体制が脆弱だという厳然たる事実。

日本側の水際対策はとりあえず緩和されるのだろうが、この重い宿題はどう解決するのか? スーパーコンピューターは、会食場面でどのくらいウィルスが飛散するとか、そこまで緻密に計算しなくても大体はわかるでしょ?ということではなく、こういう重い宿題に使えないのだろうか? 医療資源を数的に把握すればできると思うのだが。

ここ2年の騒動で、手間暇かけて見せられる結果が、四則演算で出せる結果と大して変わらないことがわかってしまったわけで、とまあこういう話はこのくらいにして。

明日は普通に働き、今度こそ週末は普通に休みたいところ。