業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月11日(金):オーロラのあと

実は昨夜にオーロラが出たらしい。なんとも(苦笑)。

  • 派遣元大学の卒業イベント向け作業。ゼミの活動写真を選択して送る、という作業なのだが、この2年間はコロナ禍で活動らしい活動をしておらず、なんとも。今日は選択するところまで。
  • 既に採択が決まっている論文の提出版作成。一旦完成し、共著者に送付。
  • 投稿を予定している論文の仕上げ。昨日95%などと書いたのが祟ったのか、今日になって1つ上の論文種別を目指すべきとの一瞬の向上心から、論文を再構成。1つ上にするためには1.5ページほどの縮約が必要で、一瞬の向上心に深く後悔したが、苦労した結果として枚数制限をクリアするところまできた。まあ、中途半端な種別にしていると、「レベルを上げようとすると分量を減らさなければならない」という一見矛盾した状況になる。明日見直して、共著者に送付する算段。

久しぶりのヘルシンキのコロナ感染状況。感染者数の昨日までの1週間平均は520人/日。減少幅は小さくなっているが、ピーク時の1,900人に比べれば3割以下の水準。同じ北欧のデンマークは規制の全面解除に動くらしいし、フィンランドも正常化は遠くなさそう。

結局のところ、「効果の上がらない対策は意味がないのでやらない」ということ。確かに合理的だなと思う一方、果たして日本でどのような「出口戦略」が描けるのか。特にほぼ鎖国状態になっている水際対策をどう緩和していくのか。江戸時代にも鎖国と言われる状況はなかったと言われているのに(笑)。

日本にいて、海外と縁のない生活を送っていると、入国制限は当たり前と思うかもしれないが、ひとまず国外に出ると、日本の対策の異常さは際立つ。

ひと月前に、異国に住んでいる身として、日本への注目点は「他国に比べて極めて整った感染対策でどこまでピークを抑えられるのか」と「結局のところ、この変異株は何をしても1ヶ月でピークアウトするのではないか」の2点だった。ちょうど1ヶ月が経過し、暫定的に言えるのは、「日本のような感染対策をとっても効果は薄かった」と「ピークアウトが始まった?」。さて、もう少し観察を続けます。

今週末は、「通常週末モード」で過ごします。