業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

6月21日(火):夏至

ついに夏至。日の出は3時54分、日の入は22時50分、昼の長さは18時間56分。とはいえ、地球の公転の性質上、夏至冬至もそうだが)の前後1ヶ月程度はそれほど昼の長さは変わらない。一方、春分秋分の頃は変化が大きい。北欧で地軸の傾きと緯度の何たるかを改めて学ぶ(笑)。

  • 派遣元大学とのやりとりと資料の修正。また、送付されてきた資料の読み込み。
  • オンライン会議その1。学外(日本)からの取材へ対応。
  • オンライン会議その2。派遣元大学の院生との打ち合わせ。
  • 明日の動画収録に向けた準備。
  • 先週の酪農経営訪問に関連してフィンランドの農業統計と新聞記事の整理。記事を書くに当たっての材料は揃ったか。明日から書き始めるべし。
  • 大学に赴いて、自分のデスクに持ち込んでいた器材の回収。すでに夏休みに入っているので、もう回収してよいかと判断したわけだが、そもそも建物に入るのにもロックを解除する必要あり。やはり夏休みだ(笑)。

本日のヘルシンキ

  • 政府の研究機関によると、フィンランドの狼は増加し、全国で300頭前後が確認されているが、最近1年間は増加が止まった。その理由は、一部地域で違法な駆除が行われたためと推定されるとのこと。一方、先週農場訪問で聞いた話からすれば、違法行為はいけないが、野生生物の保護と人間や家畜への被害の防止をいかに両立させるかが大事。
  • 蚊の季節が本格化する中、とある虫除け装置から出る化学物質が環境に悪影響を与えるとの議論。この話題自体は昨年に出たものらしいが、指示書に従わない過剰使用は違法であると注意喚起。個人的には、まだ蚊の洗礼を受けていないのでわからないが、近く森に行く計画もあるので、日本から持参した虫除けは利用予定。
  • 5月の失業率が発表され6.1%。低下が続いており、この数字は2008年3−4月以来の低水準。これより低かったのは1991年5月まで遡るらしい。

夏至を迎え、週末には夏至祭。フィンランドも本格的に休暇シーズンに突入。