業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月24日(月):照明の交換

本日のヘルシンキは0度超えの小雨模様。午後には3度ほどまで上昇し、路面が滑ってどうしようもない。市街に出るつもりだったが明日に延期。

  • 派遣元大学の2年生とオンライン面談。本日は2名。これで全9名との面談終了。
  • 派遣元大学の研究室紹介ページのリンク修正。作業は大学HPを管理している部署にお願いしたのだが、無事に終了したことを確認。
  • 派遣元大学といくつかのやりとり。1)次年度の実習関連、2)大学院シラバス関連、3)採択済の紀要論文関連。
  • 少しお勉強。研究というよりはプレゼンテーション関係。

週明けのヘルシンキのコロナ感染状況は、昨日までの1週間平均が1,160人/日(先週木曜比-350人)。先週火曜の1,900人/日から減少が続いている。本格的な感染拡大から1ヶ月程度経過したところだが、さて、ピークアウトに向かうのか。日本より先行して感染拡大した国の例として、その動向は日本にも参考になるはず。

最後に標記の件。先週末に部屋の天井照明2箇所が切れてしまった(故障ではなく、単に蛍光灯が劣化)ので、朝に大学寮の管理部署に報告したところ、すぐに業者に連絡してくれたのだが、尋ねられたのが「あなたが不在の時は解錠して入室してもいいか」。すなわち、業者の都合でスケジュールを組みたいので、自分が不在の時に来た場合は解錠して中に入ってもらい、交換作業を行うということ。そして、いつ来るかの事前連絡もない。

不在の際の部屋内の貴重品の扱いなど、気になることもあったが、業者の作業を効率的に行う(最も早く交換してもらえる)ための措置と捉えてOKし、部署からは「来週になっても交換がなかったらまた連絡してくれ」と言われたわけだが、日本ではまず考えられない対応に、サービス業のあり方を考えさせられた。

確かに、効率的に作業を行おうとすれば、業者の都合でスケジュールを組むのが手っ取り早い。一人一人と日程調整をすれば、調整そのものに時間がかかる上に、個々の顧客が自分の都合の良い時間を指定すれば、その分業者には余計な動線が生まれ、作業効率は間違いなく下がる。

もちろん、住んでいるのが大学寮であるという事情も大きいだろうし、人口が少ないことを前提に成り立っている社会における文化・価値観は、日本のそれとは大きく異なることも割り引いて考えなければならないが、日本のサービス業の労働生産性が低いと言われることの一因も見えたような気がした。

オチとしては、午後には業者が現れ(もちろん予告なく:笑)、本人立ち会いのもとで交換作業は無事に終了。交換後の部屋は妙に明るくて落ち着かない。今までそれだけ暗い部屋だったということか。