業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月19日(木):調査9

卒論発表会という教育活動上「最大」のイベントが目前に迫る中,本日誌が900回目か。

・講座ホームページの更新。

・午後の調査準備。

・卒論生の発表リハーサル。火曜日に続き2度目。本番を明日に控えてああしろこうしろ言うのもどうかと思ったが,頭に汗をかいていない学生,隙がありすぎる学生に対しては最後のワン・プッシュ。

・研究室ランチミーティング

・某学会に投稿していた論文(短い)の採択通知届く。これはこれでうれしいのだが,一緒に投稿した留学生筆頭著者の採択通知は届いていない。もしかしてやばいか...本人になり代わりあれだけ苦労して英文修正したのに水の泡? 単に発送が遅れているだけかもしれないので,もう少し様子見。

・午後は四日市にて「家族経営協定」の農家調査。農家の方と一緒に関係機関の方から農業者年金の制度説明を受けたのだが,意外な発見も多々あり,勉強になった。

卒論指導などが大幅に時間超過して,農家到着も大幅に遅刻。この時期の調査は少し無謀という気もしたが,今回はもろに出てしまった...反省。もちろん,調査を自重するのではなく,卒論指導をもっとコンパクトにやらないといけない。

こう書くと誤解されるかもしれないので補足すると,大学や大学院の教育は「研究あっての教育」と思っている。着任当初は「教育と研究は別物」だと思っていたのだが,教育負荷がかかってくる中で別物として扱っていては研究部分が削られるだけだし,「研究の裏づけがない教育」は薄っぺらいと実感したことから,今では「研究あっての教育」と思うようになった。

つまり,卒論発表会の前日に卒論生を置いて調査に出るのは,学生のため。自己弁護に過ぎるか(笑)。