業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

9月5日(水):名古屋にて打ち合わせ

薬のおかげか,目のふちの炎症はボチボチ。副作用なのか眠くなるのが難点(眠くなることがあるとはいわれた)だが。

・今週月曜が学内締切,来週が本締切の研究助成。学内の決済手続きが済んだとの連絡を昨日受けていたので,担当部署に朝一で申請書類を受け取りに行く。学内とはいえ自分のいる建物とは離れているので,汗だくに。

・来月の消費者調査に向け,鈴鹿市内で農業をされている方から協力の申し出を頂いたので,急ぎ資料を送付。加えて,鈴鹿市内の農産物直売所に先月の消費者出口調査の結果と来月の調査への協力を要請すべくアポ取り。先方がいらしたときは多忙で電話がつながらず,電話がつながったときには不在。ということで直売所とのアポ取りは明日の課題。

・講座ホームページの更新。

・明後日の研究会で報告予定の資料を手直し。報告の中で取り上げている事例を担当されている普及員の方からいくつかご指摘を頂いたため。指摘事項をみると,自分の提案を実行しようとするとある程度発生せざるをえない問題でもある。考えさせられた。手直しは無事終了し,送付。

・来月に調査を希望している滋賀県の事例に連絡。今は収穫期なので,終了後改めて日程調整するとして,まずは挨拶と電話したら,案の定「今日から刈り取りが始まります」(笑)。基本的には調査を受け入れてくれる模様。感謝。

・残りの時間は,昨日から引き続き論文の作成作業。完成度160%が130%くらいになってきた(笑)。

・昼前に大学を出て,午後は名古屋にて農林公庫受託研究関連の打ち合わせ。年度末に提出する報告書のリーガルチェックをお願いする弁護士の先生との事前打ち合わせや,公庫東海支店の関係者の方にご挨拶,さらに来週の第一回委員会に向けた打ち合わせなど。公庫東海支店とは,別件でも縁があるかもしれない。自分の研究内容はまとめてさらっというべきだと改めて実感(笑)。

最後に書いた公庫の受託研究は,まだ正式に契約されていないのだが,締切の関係上前もって動きださないわけにもいかず。これから忙しくなりそう。

今の最大の懸案事項は論文執筆。規定の枚数に収めるべく奮闘中。ただ,こういう論文の書き方(まずは自分の書きたいことを書く。すると規定の倍近くの分量になってしまうので,無駄な部分を排除して規定の枚数に収めていく)は院生時代に普通にやっていた方法。教員になってからは,どうしても作業時間が限られてしまい,どの程度なら査読をクリアするかも経験上分かっているため,最初から規定枚数に収まるよう書いてしまいがちだったが,今回は自分が長年温めてきたテーマ(前段となる論文は99年刊行)であり,書きたいことが多くなった。自分の論文のクオリティを保つためにも必要だし,文章に「隙」が多い院生にも参考になるかもしれない。