業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

8月29日(月):残り2日(大学寮退寮)

天候は一気に秋モード。日中を通じ15度から17度台。気がつけば葉っぱも茶色や赤色が見え始めている。高温障害でなければ、秋が訪れているということ。

  • 研究室動画関連。次にアップする動画の修正が完了。昨日に1本公開したばかりなので、こちらは水曜の公開とすることとし、ボタン1つで公開できる状態にまで持っていく。
  • 来月(実は来週)の学会関連。事務局から連絡があったので、急ぎ関係者に連絡。
  • 指導院生から投稿論文の草稿が届く。帰りのフライトで読むか。

本日のヘルシンキ

  • 今年の豆類の収穫量が過去最高となる見込み。えんどう豆の収穫量は昨年が4,300万キロだったのに対し、今年は8,900万キロ見込みとのことなので、倍以上。理由はもちろん、肥料価格の高騰。窒素固定作用がある豆類であれば、窒素肥料への依存が軽減可能。それにしても、ここまで変わるとは。
  • ヘルシンキと地方都市5ヶ所を結ぶ空路には補助金が出ているが、その補助金付き航路への入札が行われたとの報道。地方路線に自治体が一定の条件で補助金を出す話は日本にもあるが、ここで注目すべきはEUの施策。二酸化炭素削減のために、500km未満の航路は鉄道に置き換えるべき、というもの。義務ではないようだが、この500kmを日本に置き換えると、東京・大阪間は直線距離で400km、道のりでも500km未満。つまり、東京・大阪間は飛行機を飛ばすなという話と同じ。日本は新幹線があるが、フィンランドのように高速鉄道がない国に適用すると、利便性という点では結構大変かもしれない。
  • 何かと話題の新しい原子炉オルキルオト3号機。本日出力がゼロに落ちる不具合発生。原子炉の安全性には問題なしとのこと。年内のフル稼働が予定されており、きちんと動けば国内最大の発電量(全国の14%)だが、さて。

本日の帰国準備。帰国便搭乗予定日まであと2日。

  • 1年間住んできた大学寮の最後の掃除、片付けを済ませ、退寮。ヘルシンキ市街のホテルに移動。
  • 荷物の再吟味。「どうしても持ち帰りたいものか?」と考えて、違うと思えたものを荷物から外す。

ここまでの帰国準備は順調。荷物の容量は想定通り(スーツケース2つに収まる)だが、いざ運んでみたら異様に重い(気がする)。気のせいか、本当に重いのか。測っていないのでわからないので、とりあえずは荷物を減らすことに。

重く感じる理由の1つが、1つのスーツケースの車輪の調子が悪く、スムースに運べないこと。ただし、これも重さのせいで調子が悪い可能性もあり、なんとも。

明日のメインイベントは、PCR検査と銀行口座のクローズ。この2つが終われば、いよいよ「あとは帰るだけ」になる。