業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

8月26日(金):残り5日

滞在期間も残り5日、退寮まで3日。本日を定常業務最終日と考えていたが、すでに気合は抜けていた(笑)。

  • 派遣元大学に提出する留学報告書(A4版21枚)の仕上げ。あとは帰国後に提出するだけの状態にする。
  • 7月に一度提出していた某雑誌向けの原稿。設定されていた締切が9月上旬だったこともあり、手直しして再提出。
  • 某学会の編集委員業務。資料の再提出。無事に了。

本日のヘルシンキ

  • 教育研究財団による全国高校生アンケート調査結果。過半数が教育全般は良好で評価も公正であり満足していると回答している一方、62%が勉強が難しく(コロナ前の2019年調査では40%だったので20ポイント以上上昇)、3分の1がさらなる支援が必要で、同じく3分の1が親しい友人関係を作るのが難しいなどなど。ここは日本かという結果にやや驚くと同時に、コロナが与えた影響はやはり大きく、その深刻さはこれから明らかになっていくこともわかる。
  • 政府統計局のデータ公表。今年第二四半期の実質所得は昨年同時期と比べ4.6%減少。2000年以降で最も大きな落ち込み。その理由は、当然ながら物価上昇。購買力は確実に蝕まれている。
  • 電力会社が、冬の使用料金支払いの増加に対し、様々な支払いオプションを顧客世帯に準備しているとの報道。年間の使用総額を毎月の均等割とする、料金未払いがなければ最大35日の支払い期限の繰延ができるなど。実際、タンペレでは秋に電気料金が3倍になることが予定されており、冬場のエネルギーコスト上昇への備えが急ピッチで進んでいる。
  • 製紙会社がエネルギー価格高騰を受けて、一部生産ラインをストップするなど生産レベルを落としたことを公表。この措置は当面続くと考えられるため、トイレットペーパーの供給量に支障が生じる恐れあり。この報道を見た日本人はオイルショックを想起するが、歴史が繰り返すとすれば、この報道を見た人はトイレットペーパーの買い占めに走ることになる。
  • フィンランド東部において、越境してきたロシア人が中国系クレジットカードを使用してATMから現金を引き出す事例が激増しているとの報道。なるほど。

本日の帰国準備。帰国便搭乗予定日まであと5日。

  • 帰国後の予定やToDoの整理。また、こちらから実行できるものは先んじて手続き。定期券の購入予約、経済誌の定期購読の再開、買い物などなど。

ということで、明日からは帰国準備が本格化。今日までに研究室動画関係の作業が入るはずだったが入らず。これは週末に持ち越しかもしれない。