業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

8月7-8日(日月):完全休息とその翌日

7日は完全休息。進めたい作業もあったのだが、途中で諦めた(苦笑)。そして、派遣元大学は8日からしばらく夏季休業。連絡はぱたっと止む。

  • 研究室ブログおよびTwitterの更新。オープンキャンパス直後に上げるべき記事を上げる。
  • 予算執行関係。1)来月の学会参加費の振り込みと大学のシステムへの入力作業。未完。2)先月末に自動更新されていた某アプリの年間使用料の精算。未完。3)帰国直後に使用する見込みの消耗品を見繕う。これも今注文してしまうと休業期間中に配達されてしまうのでしばらく待機。
  • 夏季休業前の派遣元大学からの指示に従い、業績データベースの改訂作業。やや専門的になるが、公刊論文のDOI(簡単にいえば論文の識別コード)を付記せよという指示が出ていたので、まあこの際だからと手をつけ始めたのだが、結構時間がかかった。というのも、1)かつてはDOIがなかった学会誌が年代を遡って付与しているので、自分も初めて論文が学会誌に掲載された26年前まで遡らなければならない、2)現在のデータベース稼働時、採用時に提出した業績リストからデータを流し込んだものが初期値とされていたので、新たに公刊されたものを追加するだけにしていたのだが、DOI付与のために1つ1つ見直す羽目になった結果、抜けている論文があったり、あるいは情報が一部欠落している論文があったりと、色々と発見してしまう。結果として大掛かりになってしまったが、せっかく書いた論文なのだから、せめてデータベースに整理するくらいは大事にやろうと思い直した(笑)。
  • 9月に公刊予定の採択済論文の2校目。先日2校目が1校目の修正指示を反映していないと返したところ、「2校目の修正版」がきた次第だが、とりあえず目を通して、これで修正がない旨の返信。これでこの論文は一区切りついたか。
  • 研究室動画チャンネルの編集作業。昨日終了したオープンキャンパスの記録動画の外部委託に向けた前加工を一旦終える。夏季休業に入る関連の先生方に確認をとりつつ進行することになるか。

本日のヘルシンキ。二日分まとめて。

  • 冬の電力価格予想。単価が50%上がる可能性もある。フィンランドは1960年代以降、電気の輸入国であるため、電気の国際価格が上昇すればその影響を直接受ける。一方、今冬には新しい原発(オルキルオト3号機)と風力発電の増加により、60年ぶりに電力自給国に復帰する見込みもあり、うまくいけば春にかけて価格上昇と同じように急落する可能性も。結局のところ、記事にある担当者がいうように、「冬がどれだけ寒いか、風がどれだけ吹くか、発電所が故障なく稼働するか」といった需給バランスにかかる変数によって決まる。
  • ロシア人への観光ビザ発給問題。一部のロシア人が、フィンランド観光ビザを取得して陸路でフィンランドに入り、そこから空路で他のヨーロッパに移動している。つまり、表向きはフィンランドを目的地としながら、実際には経由地として利用(悪用)しているとの報道。この事実が発覚した申請者は、次回の発給を認めないというのが現状ルールらしいが、さらに踏み込んだ対応が検討される見込み。確かに、EU諸国の中には、ロシア人に対して観光ビザを発給していない国もある(そして、ロシアとEU諸国の空路は止まっている)。フィンランドに陸路で入れば、どこにでも空路で飛べてしまうのであれば、抜け穴・抜け道と捉えられても仕方ないか。ちなみに、日本人の自分も、フィンランドから他のヨーロッパ諸国への空路移動に際してパスポート提示は必ずしも求められない。

さて、明日は休暇前の最終業務日。仕上げるべきものをしっかり仕上げます。