業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月1日(金):卒論以前の問題

2月の勤務スタート。初っ端からこれか,という一日。
 
大学→学外→大学と移動。
 
・諸々の事務作業。発送やらバイト書類やら入力やら精算やら物品購入やら。
 
・研究室の卒論生から一旦提出してもらった卒論草稿の確認。これについては最後に。
 
・学部生に取り組んでもらっている分析のチェック。報告書作成も進める。
 
昼過ぎに一旦大学を出て,松阪方面に。
 
・卸売市場関係の委員会に出席。
 
スムースに委員会が終わったので,再び大学へ。
 
・11月に投稿した論文(短い)の査読結果が戻ってきた。基本的に採択の方向。一安心。油断せず,完成度を上げねば。再投稿まで時間がないのが懸念材料。
 
・午前から引き続き,学部生が取り組んでいる分析のチェック。退勤後も作業を続け,夜に進捗報告を先方に送付。今まで書いてきた報告書の文面を改めて読み直し,誤字・脱字,拙い文章にげんなり(苦笑)。最後までにきちんと直せればよいのだが。
 
標題の件。当研究室では1月末を卒論の研究室締切とし,学科締切の2月14日までは修正期間という建前。もちろん,建前であることは承知しているが,それにしてもひどい場合は,厳しい判断を下さないといけない。
 
これまでまともな経験がない学生が研究を行い,論文を書くわけだから目をつぶらなければならない点も多々ある。ほとんど目をつぶっているといっても過言ではない。
 
しかし,研究・論文どころか,数枚の文章すらまともに書けない人間でも三重大学を卒業できるのかと世間に思われては,真面目にやっている学生に示しが付かない。
 
厳しい対応は,一歩間違えれば非難の対象になるが,自分の正義感・倫理観と向き合い,正しいと信じることをする。原則はシンプルに。