業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月5日(水):仕事始め

本来であれば昨日が仕事始めなのだが,子供の保育園の冬休みに合わせ,1日多い冬休み。できるだけ仕事をしないようにした1週間。リフレッシュできたか(?)。
 
ということで,2011年の業務日誌開始。
 
・昨年末の委員会議事録2本の修正作業。
 
・来年度シラバス作成。自分が単独で担当する4科目は完了。単独ではないが自分が作成を担当する1科目は原案を作成。非常勤講師分(自分は世話役)は3科目分を若干手直しの上,講師に修正を依頼。残り2科目は他の先生にお任せ。関連して,実習関係では学外の実習先とも調整を開始。未了分も残っているが,概ね手はつけたか。
 
・タイとの共同研究関連。国内調査先への打診やWEBアンケート追加に際しての見積もり依頼など。見積もりは夜に届いたが,うーん,できるかなあ...
 
・公表できない業務(笑)。無事に了。
 
・レフリーからコメントが届いていた昨年9月の学会シンポジウム論文の手直し。手直しは概ね了。もう一度原稿をチェックした上,明日に返送の予定。
 
・明日,明後日および来週の調査準備。
 
もっとたくさん働いたつもりだったが,こう書くとわりかしスローな仕事始めだったか。
 
初日なので今年の抱負を書こう。大学教員らしく,研究・教育・社会貢献・学内運営・その他の分類で。
 
【研究】申請中のプロジェクトの採否に大きく左右される。したがって,今春にならないと目標も立てにくいが,通ったものについては走るだけだし,通るものが少なければ,10年スパンの計画を考えたい。学位を取得してから来年で10年。これまでの10年を振り返り,これからの10年を考えるとすれば,今年がそのタイミング。
 
もっとも,ここ数年はそう思いつつも,結局あまり考えずに走っているだけになるのだが(苦笑)。
 
【教育】担当授業はまだまだ改善できるところがたくさんある。そう気付いたのが昨年の収穫だったので,今年は変えられるところはどんどん変えたい。一方で,ひたすら手間をかけるというより,効率化も考えないといけないが。ドラッカー曰く,教室の風景というのは100年間変わっていないそうなので。
 
教育と研究の境界領域としては,学生の研究指導がある。方法論を確立するには経験値が足りないので,今年も「学生に学会発表レベルの研究をしてもらう」路線を堅持するつもり。これまでに,(単なる指導でなく)学生とともに学会発表まで至った履歴は5本。サンプルサイズが2桁になれば,方法論を考える余地も出てくると思っている。
 
【社会貢献】本来であれば,研究も教育も十分な経験値を積んだ教員が取り組むべきこと。自分の立場としては,委員委嘱もの(今年度5),依頼講演もの(今年度8~10)については,協力できるところは協力するのが現実的な目標だと思っている。本業に差し支えないよう,数としては例年並みを想定。
 
【学内運営】与えられた役職をきちんとこなす,というのはわかりやすいのだが,もっと大きなテーマが転がっているときに,自分の立ち位置をどこに求めるのかは思案のしどころ。「それは教授陣が考えること。目の前の職務をこなすのが自分の役割」という考えと,「任せていて大丈夫なのか(笑)」という思いと。考えていても答えは出ないし,なるようになると考え,その時どきにベストと思えることをするのみ。
 
【その他】懸案はとにかく健康管理。30代も終盤を迎え,この1年が勝負になりそう。このままだと,メタボ予備軍に無事に入会することになる。あとは育児。上の子が小学校,下の子は保育園,という生活がまもなく始まり,2年間は続く。親の負担はぐっと増すし,妻の仕事もまずは順調。新しい生活スタイルを模索する1年になる。
 
「仕事」「育児」「体の鍛錬」。このうち前2つを優先し,後ろ1つを軽視しつつ現在に至るわけだが,3つを並び立たせるのが今年の抱負になる。
 
末筆ながら,本年も宜しくお願い申し上げます。