業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

10月21日(木):6割

・某学会から書評の執筆依頼。提出は年明けでよいとのことなので受諾。
 
・上記とは別の学会にシンポジウム報告の論文を提出。発表は6月,論文は8月に仕上げていたが,事務局の交代が完了するまで提出は見合わせていた。
 
・来週の学生実習に関連して手続き書類を作成・提出。
 
・学内案件で急遽呼び出しがあり対応。1時間ほどの懇談。
 
 
・卒論生の指導。
 
・明後日の学会発表の準備。あとは資料の印刷だけでいいはず。
 
・来週の「簿記会計1」授業準備。ほぼ了。
 
・英国から依頼されている英文原稿の修正作業。あまりはかどらず。20箇所のコメントに対して何を修正すべきか構想しただけで終わる。1つのテーマ(農業経営継承)についての出版企画なのだが,色々な国の研究者が自国について執筆している。日本代表(?)が自分というわけなので,責任重大。
 
しっかり書かないといけないのだが、これだけに集中するわけにもいかず,悩ましいところ。
 
夜は横浜方面に遠征。数時間の滞在の後,終電で三重に帰還。
 
昨日科研の申請書(の下書き)を事務に提出したのだが,本日流れたメールによると,申請本数が昨年の6割ほどにとどまっているとのこと。
 
条件がまったく同じで6割なら問題だが,採択された人は基本的に出さないわけだし,そのあたりもう少し丁寧に精査した上で催促すべきはしてほしい。例えば,自分は昨年は出さなかったが,それは既にもらっていた上に,自分がもらっていた種目は他の種目への重複申請が認められていなかったため。申請が不要なだけでなく,不可でもあった。逆に今年は自分が代表として2本申請しているわけで,これ以上書いたら逆に問題だし,そもそも2本出すのもどうかという気がする。
 
一事が万事なのだが,わが組織の問題点は個々の教員の業務の棚卸しができていないこと。個人評価とか何とか言う前に,ここから始めるべきだろう。材料はあるのだから。そうすれば指示がピンポイントでできる。今の状況は,いわば原価がいくらか知らないまま,やみくもにその製品・商品を売れ売れとせかすようなもの。採算を度外視すればとりあえず売れるかもしれないが,それが利益につながらないのは明らか。
 
明日からは学会で京都入り。学会の準備と学会中に作業すべき宿題を持参することになりそう。