業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

4月28日(水):諸々がスタート

自分が直接行った業務は「授業」がほとんどだが,色々な事業がスタートした日でもあった。
 
ちなみに,先日かみさんに諸々の事項を連絡するために,表題を「もろもろ」としたメールを送ったところ,迷惑メールに振り分けられてしまったそうだ。タイトルがよくなかったか(笑)。
 
・「Science English 1」授業。今年は交換留学生も参加しているため,例年よりも英語の授業らしくなっている。いいことだ。終了後は後作業。
 
・大学院特論。基礎パートの2回目。次回で基礎パートが終わり,中級編に移行する。終了後は後作業。
 
・「3年生演習」授業。終了後は後作業。
 
・連休明けの授業準備。「簿記会計2」「農業経営学」「3年生演習」。完了したものはないが,そこそこ進んだか。
 
・昨日に引き続き,タイ・チェンマイ大学関連作業。1)学内公募申請書の仕上げ作業。他の先生方にも助力いただく。提出は明後日を予定。2)来月に東京で行う調査に関して,調査員候補の学生たちと面談やメールのやり取り。3)同調査に関連してタイとやりとり。
 
農水省受託研究関連作業。1)米国でお手伝いをお願いしている学生さん(先方は「インターンシップ」として従事予定),具体的にやってほしい作業について指示開始。どこまでやってもらえるかわからないので,まずはタマ出しから。2)事務手続き。事務方とやりとりをして,本日付で事業開始と決定。色々とご迷惑をおかけしたが,ようやくスタート。3)本課題に関して,某雑誌から取材申し込み。企画を見てなるほどと思うところと,だんだんこういうのが増えてくるのだろう(しっかり勉強しないと)というところがある。
 
鈴鹿市との共同研究もスタート。今までは決済が下りていなかったので某自治体と記していたが,正式に契約も済んだと連絡を受け(正確に言うと,「もう始まっています」だが),本日より名前を出すことに。がんばらねば。
 
学生にお願いしているアルバイト調査の件は,意外に手を挙げる学生が多くて驚き。「東京への旅費を出してもらえる」的なノリもあるのだろうが,理由はどうであれ,こういう企画に積極的に参加しようとする気質は歓迎したい。
 
昨今の学生は「学力低下」だの「勉強する習慣がない」だのと言われているが(否定できないところもあるが),個人的にはそれほど悲観していない。学生時代の自分より随分まともだと思う。自分の場合,入試日を最後に学力は「消失」した(「低下」よりひどい)し,勉強は3年の終わりに大学院を意識するまで一切やらなかった(授業にもほとんど出ていないし)ので。
 
ただ教員として意識するのは,少しでも学生が「やる気になる」「自信をつける」ことのお手伝いができれば,ということ。自分は教育者として「何か」を「教えられる」とはとても思えないが,食や農に関連した色々な機会(ただしそれは受動的ではなく能動的で,かつ真剣なものであること:でないと「研究」にならないし,「機会」としてもしょぼい)は提供できると思っている。今回の聞き取り式アンケート調査は,もちろん調査分析も大事だが,世の中色々な人がいることを実感できるいい機会でもあるはず。