業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

11月18日(火):調査35

今年35回目の調査だが,気がつけば去年の33回を越えていた。回数が重要なわけではなく,回数をこなして現場との距離感を縮めることが目的になってしまったら元も子もない(そういう研究者を少なからず見てきた)。が,ある程度の回数現場に出ることは農業経営研究者の必要条件ではあると思う。

とはいえ,今年も2~5月の4ヶ月間は元ボスの退官関連行事に忙殺されたこともあり,全く現場に出なかった。昨年度よりは偏りなく現場に出られたと思うが,初心を忘れずに来年以降も続けて行きたいところ。何といっても,大学にいるとロクなことがない(笑)。

・鹿児島県にて「家族経営協定」調査。関係機関の取り組みの状況を知りたく,10月の講演会でお会いした担当者の方に改めてお話をうかがう。詳しくは書けないが(笑),勉強になった。例えて言えば,今まで2つの事象がバラバラに動いてきたのだが,2つを連携させるべきと提起した。が,現場から見れば2つだけでは不十分で3つを連携させる必要がある。その通りと納得した次第。

移動中に以下の作業。
・某大手小売業の方と連絡。来週の消費者アンケート調査について打ち合わせ。無事に連絡が付き,日程も確定。

・先週に行った農産物直売所の聞き取り調査のノート作り。無事に了。

三重も寒いが鹿児島も寒かった。