業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

7月5日(金):方針転換へ

朝大学,その後県南部へ。
 
・卒論生指導1名。昨日のフォローアップ。また,もう1名はテーマ変更に向けて読んでもらう資料の整理。
 
・来週火曜の島根訪問について訪問先に連絡。図々しくも迎えに来ていただくことに。大変申し訳ない&感謝。
 
・広報委員会の会議に出席。オープンキャンパスまであと一月あまり。
 
上記会議を途中退席し,県南部に移動。
 
・某自治体にて,審議会に出席。会長を拝命。男女共同参画関連。
 
往復の電車および空き時間に以下の作業。
 
・来月の卒論指導の日程調整。
 
・卒論生の論文添削。添削かこれは...夜に脱稿。
 
今日はなんだかんだで4名の卒論生とやりとり。うち1名は調査日程の調整をしただけだが,残り3名は,1)テーマがいまだ定まらない学生に新テーマの提案,2)昨日の発表がダメだった学生に資料再作成の指導,3)学会誌への投稿を予定している学生の草稿チェック。
 
1)は,やりたいことがあると言いながら、具体的にならない。2)は,テーマがあるのに前に進めない。3)は,データが揃っているのにまとめられない。
 
つまり,そこら中でスタック(stuck)を起こしている。これを動かしてあげるのが教員の仕事と言えばその通りだが,何かが違う。昨日少し書いたことにもつながるが,つまりは,頭が動いていない。
 
ここ数年は,頭が動くのを待っていては時間の無駄なので,とにかく歩を前に進めるという指導をしてきた。自分が前進しているという手ごたえが脳みその起動のきっかけになると考えたから。
 
だが,本当にそれで正しいのか。脳みそが動かないまま社会に出していないか。成長するとすれば,4年の今がラストチャンスではないのか?
 
卒論生9名中8名を抱えている立場からすれば,無難に進める方が楽。一方で,やるなら今でしょうという感もある。
 
迷ったら進む。つまり方針転換する。有言実行あるのみ。