業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

4月1日(月):2012年度総括

新年度開始にあたり,まずは昨年度の総括から。
 
・「プロジェクト」(研究費がもらえ,期限付きで成果が求められるもの)は10件(昨年度比-1)。科研代表が1つ終わり,分担で入っていた農水省PJも無事終了。少し落ち着いた感あり。
 
今年度は,オーバースペック状態は多少緩和されたと思っていたのだが,年末あたりから2件ほど依頼が来て,年度末は少しバタバタした。1年前も同じことを書いたが,1つ1つのPJにもう少し注力したい。質が問われている。
 
・「出張」は,兼業や自己裁量分も含め72回(昨年度比+14回)。2年前から去年にかけて大きく減ったのだが,今年度はやや持ち直し。

例年通り,学内に迷惑をかけない前提で現場には出かけたい。現場と関係がない出張は減ってよし。

・「書きもの」は62件(昨年度比-1)。内容別では,学会論文・ポスター系10件(-1),原稿・報告書系17件(-3),その他パワポ系18件(-1),申請書系5件(-1),査読など審査のための資料12件(+6)。授業などで使用する分は入れず。
 
こうみると例年並み。査読が増えてきたのはよいのか悪いのか。

例年通り,本数よりも中身が大事。ただし,書かなければ始まらない。「書くべきことを『主体的に』書く」「書いたら然るべきところに出す」ことを引き続き行うつもり。いつまで続けられるかわからないが,あと5年くらいは続けたい。

・「教育」は152回(昨年度比+33)。公式に出てこない授業や卒論指導が増えたため。卒論指導も前年よりも厚めになった。

延べ人数は5,376人(昨年度比約+1,300)。受講人数が増えたのと,講義の回数が増えたことによる。これだけの学生にどれだけの教育効果があったかを考えると,やはりぞっとする。

新年度は,一部担当を外れる授業があるので,減少見込み。「担任」業務は対象が3年生に。研究室配属までいけば,担任業務はひとまず落ち着く。
 
・「学内運営・会議」は72回(昨年度比-31回)。75→103→72と推移しているので,正常化といえる。出られなかった会議も多かったが,広報関係が減ったのが主な要因。新年度は,また担当委員が増えそうなので,また増える危惧あり。

・「学外対応」は27回(昨年度比-5)。学外の方にご訪問やお電話をいただき,打ち合わせを行ったり,相談を受けたり,取材を受けたりした回数。

まあ適宜対応するということで(苦笑)。

全体総括としては,相変わらず,「大学教員としての理想的な働き方とは何ぞや」を模索し,「継続」と「刷新」を意識しながら,新年度も取り組んでいきたい。