業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

4月1日(日):2011年度総括

2011年度業務総括。例年通り,まずは「プロジェクト」「出張」「書きもの」「教育活動」「学内運営」「学外対応」別。
 
・「プロジェクト」(研究費がもらえ,期限付きで成果が求められるもの)は11件(昨年度比+1)。科研代表が2つ当たり,金額・責任とも重い年に。
 
言うまでもなくオーバースペック状態。もう少しできたらよかったと思うPJばかり。今年度で代表を務めるPJが2つ終了。来年度継続されるものが7件。1つ1つのPJにもう少し注力できるか。いい加減,質が問われる年齢になっている。
 
・「出張」は,兼業や自己裁量分も含め58回(昨年度比-33)。日数でも100日余りでやはり30日減。
 
さすがに昨年度は無理があった。今年度は学内事情もあり,落ち着いた感あり。例年通り,学内に迷惑をかけない前提で現場には出かけたい。現場と関係がない出張は減ってよし。
 
・「書きもの」は63件(昨年度比-15)。内容別では,学会論文・ポスター系11件(-2),原稿・報告書系20件(-1),その他パワポ系19件(-9),申請書系6件(-4),査読など審査のための資料6件(+1)。授業などで使用する分は入れず。
 
パワポ作りが減ったのは,講演が減ったため。今年度はコーディネートの依頼が多く,講演はあまりなかった。まあ,本業には直接関係ないということで(笑)。
 
例年通り,本数よりも中身が大事。ただし,書かなければ始まらない。「書くべきことを『主体的に』書く」「書いたら然るべきところに出す」ことを引き続き行うつもり。その点,今年は印象的な資料も作れてよかった。
 
・「教育」は119回(昨年度比-4)。公式に出てこない授業や卒論指導も含めているが,卒論指導が減ったのが直接の原因。
 
延べ人数は4,000人余(昨年度比-300)。一番人数が多い「農業経営学」がやや減ったのが原因。相変わらず,これだけの学生にどれだけの教育効果があったかを考えると,ぞっとする。
 
新年度は,授業回数や卒論指導学生が増えるので,確実に回数は増加する見込み。「担任」業務も対象が2年生になりレベルアップ。具体的かつ活発な活動を増やしたい。
 
・「学内運営・会議」は103回(昨年度比+28)。出られなかった会議も多かったが,広報関係の会議が大幅に増加。新年度は広報関係も解放されるので(任期満了による退任もあり),改善されるか。
 
・「学外対応」は32回(昨年度比+13)。学外の方にご訪問やお電話をいただき,打ち合わせを行ったり,相談を受けたり,取材を受けたりした回数。
 
こういう業務が増えてくると,年を取った気分(苦笑)。
 
全体総括としては,自分が目指しているところは何なのかといえば,昨年と同様,「大学教員としての理想的な働き方とは何ぞや」を探ることにある。答えは簡単に見つかるものではないが,新年度も引き続き何かが改善できれば。