業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

5月31日(木):調査16

昨日の続きから。
 
・翌日に,やはり地元の大学のセミナーでプレゼンしないといけないということになり,スライドを作成。とはいえ,それほど気合の入ったものは作れず。
 
そして本日の業務。
 
・一日諸々の調査。午前は農場訪問。昼にサスカチュワン大学の先生方と昼食と意見交換。3時からセミナーでプレゼン。
 
農場は,3,000エーカー超という,自分が見てきた中で面積としては最大級。それでも州内では飛びぬけて大きいというわけではないらしい。また,こんな大面積をこなしているのに,播種後の土壌を掘り返して発芽状況を細かくチェックしている様子が印象的。
 
大学の方では,セミナーは10名程度の聴衆で一安心(笑)。相変わらず流暢にプレゼンできないのが悲しいが,以前と異なるのは,以前は話だけでいっぱいいっぱいだったのだが,今は「あ、文法間違えたよね」「ここも間違えてるよね」と突っ込むもう一人の自分がいる。その方が後でへこむという話も(苦笑)。ともあれ,立ち往生せずに終了して何より。
 
宿に戻り,現在に至る。
 
2月に訪問したオンタリオほどではないにせよ,カナダでは歓待される感が強い。今日も言われたのだが,カナダ農業にとって日本は重要顧客であるが,コネクションがなかなかない,という意識がある模様。その背景には,日本人がカナダにあまり行かない(少なくとも農業経済研究の業界では)ということもある気がする。ともあれ,よい訪問になって何より。
 
これでカナダでの今回調査の予定は終了。あとは無事で帰国できるように。危ないのは,明日の朝寝坊すること(苦笑)。
 
次回更新は帰国後の予定。