業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

12月16日(水):調査48+忘年会その1

午前調査・午後大学。

・子供を保育園に送った後,農家訪問まで1時間ほど余裕があったので,某所でコーヒーを飲みながら,学会エントリー論文の執筆。量的にはあまり進まなかったが,質的に理解できた事項があって自己満足。

・普及センターの方と一緒に農家訪問。「家族経営協定」締結に向けた聞き取り。なお,農家の方は体調がすぐれなかったそうで,その後病院でインフルと診断されたとのこと。無理にご対応いただいたようで大変申し訳なかった。

時間ギリギリまで農家で過ごし,その後大学へ。

・講座会議に出席。

・「社会科学チュートリアル」授業。年内最終回のため,レポート課題なども指示。これでこの授業は一段落着いた。

・交換留学でオーストラリアに約1年間滞在していた院生が無事に帰国。帰国報告を受けるとともに,今後の計画について諸々の相談。相談というよりもっとカジュアルなものだったが。

・専攻会議に出席。

・10月に投稿した学会論文(短い)の査読結果が返ってきた。コメントをきちんと読んでいないが,2人のレフリーとも「修正の上再審査」。今年の夏以降に書いた論文は,いずれもちょっと手抜きかという自覚はあったのだが,この自覚は客観的にも正しいらしい(苦笑)。今書いている論文も同様の感があり,金曜締切に向けて奮闘する気力が萎える。

一度大学を出て,子供を保育園で拾い,病院で受診させた後に学科(専攻)忘年会に参加。参加といっても子連れで長居することもできず,遅れて参加して早退。こういうタイミングでの忘年会になってしまえば致し方なし。

昨日書き忘れたことを1つ。

月曜日に某テレビ局から電話取材を受けた番組が火曜夜に放映された。自分のコメントはどこに生かされたのか見ていたのだが,該当する部分はまさに冒頭(ほぼ第一声)の司会者とコメンテーターのやりとりのみ。30秒くらいか。

冒頭だから重要なパートなのだろうし,このやりとりが正しいかどうかを専門家に事前に確認したかったのだろう。また,放送前日で既に構成が固まりつつある段階で一研究者が何かを言ったところでそう変わるものでもない。それでも,取材を受けて30分話しても,なかなか真意は伝わらないものだと実感。短時間でも人を納得させる研究成果なり論理なりを持たないといけないと思った次第。