業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月8日(木):卒論リハ

・朝,月曜日に提出のあった卒論草稿のチェック。朝一で頭に血が上る。

・卒論報告会リハーサル。来週火曜が卒論報告会。月曜は振替休日,金曜は報告要旨の提出日なので,リハーサルのタイミングは今日しかなかった。

・3月末の学会出張手続き。研究室予算の早期執行を言われているので,早めに完了。

・研究室ミーティング。

チェンマイ大学と三重大学の交流事業に関連した文書の作成。要は英文レターを作成したのだが,かみさんにチェックしてもらったところ,どうも自分は現在完了形を使いすぎるらしい。注意せねば。

・来週の修論発表会の運営について,他講座の先生と打ち合わせ。2つの講座が1つの会場で発表会を行うため。

・研究室OBの博士論文発表会参加。色々とコメントさせてもらったが,これを続けていけば面白い成果が出てきそう(博士論文を提出しようというタイミングでいうせりふではないが)で楽しみ。久しぶりに学内で真っ当な研究報告を(自分の研究エリアで)聞いた気がする。

・「家族経営協定」の報告書書き。自分が属していた研究チームのテーマについての総括を書かねばならない。今日はタイトル決めまで(笑)。

・広報委員会の仕事で県内某進学塾に電話。なかなかつながらず,最後は自宅からの電話でようやく話ができた。一定の前進。

卒論については,こちらが提示した「条件」を守らなかった学生2名。自分の中ではこの2名の卒業は認められないが,そうも言っていられないのが大人の事情,そして大学の現状(惨状)。ただし,そこをうやむやにしないためにも言うべきことは言わせてもらった。

この1年間,しっかり指導して欲しいというリクエストに応えて,ビシビシ課題を提示してきた。が,その課題を乗り越えようという意欲は乏しかった。全員に意欲がなかった訳ではない。課題の重さを認識して巧みに回避した学生や「壁」の前まで来て「やっぱり無理」と引き返した学生もいる(笑)。

「乗り越えられません」というなら「ここまでは頑張ってみました」とか「違う課題にチャレンジしてみました」というモノがあって然るべきだし,そもそも乗り越える気がないのなら「(次回までに)やってきます」というカラ手形は切るべきではない。

残ったのは,学生を信用して空回りをした教員1名。ピエロか...

報告会まで4日,最終提出まで1週間という今となっては,限られた時間内でできることをこなしてもらうしかない。来年度どうしようかというのが自分の中の課題。指導方法は抜本的に改めることになるだろう。