業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

6月25日(金):調査20

午前調査,午後大学の日。
 
・午前は鈴鹿市にて,鈴鹿市との共同研究関連調査。給食業者にお話を伺う。
 
終了後,昨年度学生実習でお世話になった生産者グループが新たに開店した農産物直売所を拝見してから,大学に帰還。
 
編入学試験対応。面接委員として,打ち合わせおよび試験の実施。
 
・今月末期限の「教員評価」資料作成作業。これは教員個々の前年度の研究・教育・社会貢献および運営管理活動について,データベースに入力の上,その総括を記述し,報告書として提出せよ,というもの。近年は,どこの大学でも似たような取り組みはしているはず。締切は今月末だったが,とっとと完成させて提出。
 
個人的には,これに余計な時間をかけるのは本末転倒だと思っている。
 
1)自分の業績や業務執行管理は自身できちんと行っており,目標の設定や達成度の確認も毎年やっている。それを改めて大学が用意したフォーマットに入力し直すのは時間の無駄。
 
2)項目が多岐に渡りすぎている。大学が管理・評価すべき教員の活動はもっとシンプルであるべき。いわゆる「評価」として使用するなら,余計に評価項目は絞らないといけない。項目が多くなれば,評価とするための項目間の「重み付け」のバランスがとれず,評価そのものが崩壊する,というのが主な理由。
 
2)について余談をいえば,例えば「マスコミに取り上げられた」云々も報告項目として挙がっている。確かに宣伝効果なども高く,評価されるべき項目かもしれないが,教員からすれば取材を受けたからといって実際に取り上げられるかどうか,取り上げられたとしてもいつになるかはわからない。教員に報告させるより,情報会社と契約して三重大学関連の記事などが出たらすべて収集する体制を整えるほうが正確性が高いし,結果的にコストも安くつく。こういった細かいところの積み重ねが,教育・研究環境の整備にも貢献する。
 
ということで,これに余計な時間をかけるくらいなら,通常の業務活動をしっかり行うほうが自分および組織のためになる。よって,報告は「きちんと」するが,無駄な時間は一切かけない。ということでとっとと提出した次第。
 
なお,本件については,来年(再来年?)からは報告すべき項目を大幅に削減することになっている。つまり,よい方向に変更される見込み。
 
・「簿記会計2」準備。足りなかった教材も無事に届き,了。
 
・秋の学会シンポ報告に向け資料の読み込み。自分の勉強という意味では面白いのだが,まとめきれるかどうかが問題。
 
今月も残り少なくなってきた。スパートをかけねば。