業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

5月10日(月):授業準備の費用対効果

・今週の出張手続き。まだ入力ができない予算科目があるため未完。
 
・「簿記会計2」授業。月曜1コマは学生にとってきついとは思うが,連休明けだからか本日は授業開始時から寝ている学生が多数。ペースとしてはいい感じになってきた。終了後は後作業。
 
・今度の週末の東京でのアンケート調査に向けて学生アルバイトの手続き開始。関連して必要な物品の購入。
 
・週末に大方終わらせていた「家族経営協定」報告書の校正を仕上げ。発送。
 
・これまた週末に大方終わらせていた大学広報誌向けの原稿を仕上げ。送付。
 
・既に採択が決まっている某学会誌掲載論文の著者校正が届く。ぱっと見ただけで未完。
 
・残りの時間は木曜の「農業経営学」授業準備。予定では1時間半ほどで終わらせるはずだったのだが,最終的には昨年度のスライド群の半分以上を差し替え・追加する形となり,午後いっぱいかかってしまった。
 
・帰宅前に津駅近くの某施設に立ち寄り,会議室の使用予約。来週に来訪予定のチェンマイ大学訪問団対応。関連して,来訪中のスケジュール案を改定。
 
明日は東京出張を予定しているので,それに向けた準備をするはずだったのだが手が付かず。授業準備に大きく時間を取られたのが原因。教育が大学教員の主要な業務の1つである以上,授業準備に手を抜いてはいけないが,授業をやっていればよいというわけでもない(仕事の過半は研究であるべき:そうでなければ裁量労働制の根拠がない)以上,「費用対効果」も考えないといけない。
 
一方で,授業科目が「農業経営学」だと,授業評価が低かったり,学生の出席率が悪いとなれば,単に1つの授業というだけでなく,学問分野の存立にかかわるという思いもある。すなわち,この授業で「農業経営学は面白い(面白そう)」と思わせなければ,この研究分野の存在意義さえ疑われる。
 
ということで,この授業については,「今学期担当の5(6)科目のうちの1つ」と割り切ることが難しく,毎年・毎回悩ましい。