業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

5月14日(木):オフィスアワーとは?

・昨年度の卒論の製本に向けた印刷作業。

・3年生ゼミでの学習内容の総仕上げとして7月に資格試験を学内で実施すべく,学内事務や資格試験の実施団体に諸々の問い合わせ。今年も無事に実施できる段取りがついた。

・講座の学内情報サイト(eラーニングシステムを流用して作っている)に不具合があったのだが,解消されそうにないため,登録者全員にメール送信作業。58名のメアドを1つ1つ拾い出して送付とは,なかなかもって大変。

・昨日届いていた学会誌論文の著者校正を脱稿,送付。

・「社会調査演習」の夏季実習に向けた現地との打ち合わせ日程調整(その2)。2箇所の調査を予定しており,1箇所は金曜にお邪魔することになっているが,もう1箇所の打ち合わせ日程を調整。無事に来週中に確定。

・研究室ランチミーティング

・学生1名が来室。ざっくばらんな話。そういうのはオフィスアワーの時に来いって。

・「農業経営学」授業。いつもは終了後に後作業をするのだが,子供の保育園の迎えがあったため,授業終了後はそのまま退勤。

授業だが,前半の先週の授業に関する学生からの質問への回答では興味深く聞いてもらっているのだが(自分達の質問に答えてもらっているのだからある意味当然),後半の今週の学習部分になると「沈没」する学生が目立つ。100人もいればある程度はやむを得ないのだが...授業後のコメントに「どうしても眠くなるので,プリントを穴埋め形式にするとか,学生が書く作業を入れてください」というのがあったが,これだけ話をしているのだから,話を聞いてポイントだと思ったことを自分できちんとノートすべき。受動的に穴埋め形式で記入するなんて小中学生のすることじゃないだろうか?

思い当たるフシは他にもあって,学生と一緒に現地調査に行き,インタビューをした後に聞き取り結果のノートを見比べると,学生のノート量は自分の半分くらいしかない。つまり,話を聞いているのに半分の情報はざるの様に落としているということ。技術・技法の問題なら教えればいいのだが,それ以前の問題となると悩ましい。とはいえ,自分も高校時代には先生から「このざる頭!」とよく怒られたものだが(笑)。

さて,標題の件だが,オフィスアワー以外にアポ無しで学生が来室するのは,自分自身は(たまたまその時間帯は忙しくないなどで)よくても,学内の風紀を考えると好ましくない。今日の1件に限らず,学生の来室は少なくないので,オフィスアワーは増やす方向で再検討しているが,一方でオフィスアワーの何たるかは改めて教えなければならないようだ。