業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月31日(木):調査7

北海道調査の最終日。

・午前中に聞き取り調査1件。ついに帯広の畑作経営にもこういう事例が出てきたかというのが率直な実感。数年前に関係機関の方に「この地域ではそういう事例はまず出てこないだろう」と言われたことを思えば,隔世の感がある。今は自分の興味が遷移してきているので直接扱う研究テーマではないのだが,あのときの自分の考えは間違いではなかった。

終了後は,帯広から空路羽田へ。羽田から陸路三重へ帰還。

・帰りの移動中は,諸々の作文と読書。

帰宅してみたら,家族が風邪でボロボロの状態。明日は形式上代休を取っているので,朝に少し顔を出す以外は家にいた方がよさそうだ。

自分が結婚したときに仲人的な立場(正式には仲人は立てなかった)でお祝いしてくれた方が昨年出版された本を読んだ。普段読んでいる学術書とは趣が異なるのだが,メッセージの強さ,「思い」の強さに圧倒された。勇気付けられるとともに,もっと志を高く持っていかねばと思った。これだけの情報でどの本か分かる人は(笑),ぜひ読んでください。特に20代後半から30代の人にお勧め。

今年度の調査シリーズはこれで一旦終了。残りの2ヶ月は,少し腰を据えて仕事をしたいところ。