業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月30日(火):研究会1

東京出張

・出発前に3月末の学会の航空券予約。9時半きっかり(秒針に合わせて!)に申し込んだのにANA旅割は売り切れ。ちなみに普通運賃分も△表示...気を取り直してJALの割引切符を予約・購入。こちらは余裕で買えた。ANAとJAL,雑誌などで両者の業績の明暗が取り上げられているのは目にしていたが,こういう場面で改めて実感。

・新規就農に関する研究会に出席。イギリス,フランス,オランダ,アメリカといった先進国での新規就農施策をレビューするという内容の報告書を作成中。今回の研究会で原稿は出揃ったので,あとは編集作業か。ちなみに自分の担当はイギリス,アメリカ,それにEU共通農業政策の中で新規就農支援施策がどのような位置づけかを見たもの,合計3本。

・電車の中で院生の投稿論文草稿をチェック。うーん,詳しいコメントは本人にするとして,よく調べてはある。だがそれだけでは,厳しいレフリーからはいい回答がもらえない。

研究会は都内某所で行われたのだが,少し早めに着いたのでコーヒーでも飲もうかと駅近くを歩いていたところ,偶然にも院生時代の同級生と後輩に遭遇(近くに彼らの職場がある)。短い時間だったがオフィスにお邪魔してコーヒーをご馳走になる。

ちなみに,上記研究会の主宰団体から昨年分の源泉徴収票(支払調書)が未達だったので,確かめたところ,「(支払が)5万円以下(未満)の場合は送付しなくてもよい」という法律?(税務署の通達か何か?)があるので送付しなかったとのこと。でも,こちらとしては納税申告は国民の義務だし,何と言っても今回の確定申告では定率減税が残っているので,申告すれば確実に還付があるので,と発行してもらった。

それにしても,「5万円以下」云々は,本当だとしたら国税は許しがたい。自分は税理士ではないから詳しいことはわからないが,しっかり源泉徴収させておいて,還付申告の拠り所となる源泉徴収票は発行しなくてもよいとなれば,デフォルトは「税金払いすぎ」になる。5万円ということは通常の税額は5千円。税務署としては,こんな細かいお金をいちいち還付申告されたらかなわないのかもしれないが,ただでさえ源泉徴収・年末調整の形で徴税業務を企業・団体に押し付けているのだから,このくらいはしっかりやれといいたい。