業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

6月28日(水):進捗報告8

何番目の進捗報告なのかわからなくなってきた(笑)。
時差2時間のことを忘れていたが,よく考えたらもう日付が変わっている。失敗。

昨夜は色々と仕事がはかどりました。12時過ぎまで鋭意作業。

ホテルから大学まではプロジェクト専属の運転手が送迎してくれるのだが,今日はいつもより10分早く来た(自分も10分くらい前にはロビーに下りて,メールチェックなどをやっているので,10分早く来られても対応可能)。大学のオフィスにも10分早く到着したら,誰も来ていない。隣の部屋のサポートスタッフに鍵を開けてもらい,部屋のカーテンを開け,クーラーをつけ,コーヒーを準備して,秘書さんの到着を待つ...完全に立場逆転(笑)。

・学内にて1時間ほどレクチャーの時間をいただく。日本における農産物直売所の取り組みを紹介。本来の自分の専門領域からいけば,Farm Business Succession, New Entrants into Farming, Farm Family and Business Planningなどがテーマになるはずだが,プロジェクトの性格上,またカウンターパートからの依頼があった手前やむなし。出席者は予想通りちょうど20名。まあ,緊張することもなく,質疑で詰まることもなく,無事に終わりました。

・午後は,バラに関する新技術導入のコスト低減効果の分析。分析というより,分析ができるだけの材料があるのか,過去の資料の再チェック,担当者への問い合わせなどを行う。夕方までに分かったのは,厳しい言い方をすれば,バラに関しては新技術といえるようなものは存在しないということ。施肥についてはそれなりの技術導入の努力が見られるが,バラ生産の最大の問題点は,施肥ではなく農薬の大量使用にあるので,それほど意義があることとは思えない。

今日は大学のお偉いさんの娘さんが病気で亡くなったそうで,学部スタッフで手の空いている者は,みなお葬式に参加するとのこと。そういう事情なら,自分のことは放っておいてもらっていいよとホテルにとっとと戻り,くつろいでいたのだが,秘書さんが気をきかせてくれたのか,突然呼び出されて夕食。とても恐縮。

帰国まであと5日。ゴールが見えているような見えていないような...いずれにしても,明日・明後日が勝負。