業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

6月27日(火):進捗報告7

滞在2週間を過ぎ,ラストスパートだと頭では分かっているのだが,体は結構へばり気味(苦笑)。

・昨日カウンターパートから頼まれた分析(果樹)の続き。こちらの勘違いもあり,分析をやり直して図表を完成。カウンターパートに見せたら,ついでに説明の文章も書いてほしいとの依頼。これも派遣専門家の役割かと思い,図表込みで4ページほどの報告を仕上げ。結構な一日仕事となる。

秘書さんに聞くと,こういう下請けをやる派遣専門家は過去にいなかったらしい。これぞ真の支援というべきか,それとも若造なのでこき使われているだけなのか(笑)。

・これも昨日から引き続きバラ農家のコスト構造について分析。海外青年協力隊員が収集してくれたデータを使わせてもらっているのだが,一部確認したい箇所があったので,若干の議論。現状のコスト構造はこんなものだろうという図表はできた。が,資料をあたっても,プロジェクトの肝要となるべき減農薬の実証実験のデータが決定的に欠けている。これでは分析は無理,という話をしたら,上記の果樹の分析結果にすっかり気をよくしたカウンターパートが担当者を呼び出し,なんとしてもデータを出させようとしている。いや,そんなにがんばってもらわなくてもいいんですけど...(苦笑)

昨日は結構しっかり寝たので,今朝起きたときはHP回復と思っていたのだが,それほど簡単に回復するほどには若くないようだ。疲れてくると,口をついて出てくる日本語は,「いじめっこ」「人でなし」などろくなものがない。こちらの秘書さんは日本留学経験があり,日タイ辞典も持っているので失言には注意が必要(笑)。

今日は久しぶりに夕食のお誘いもなかったので,今夜はホテルで胃袋を休めつつ,帰国直前にてんぱらないように,鋭意作業を進めます。