業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

進捗報告3

[17日]
チェンマイ大の学部生に連れられてチェンマイ観光。彼らの英語の練習台になる。途中で土砂降りになったので,キャンパスに帰還。午後はそのまま作業。
・夜は秘書さんとその友達ともう一人の日本人の先生と4人で夕食。その友達,英語が達者なのだが,こちらは向こうのタイ語なまりがわからず,向こうはこちらの日本語なまりがわからず,しかも互いにベラベラしゃべるという,なかなか面白い時間を過ごす(笑)。

[18日]
・プロジェクト・リーダーに連れられて観光。目玉は温泉とタイ式マッサージ。タイ式マッサージにはどうも乗り気でなかったのだが,やってみたら結構よかった。
・夜は秘書さんに連れられてサンデーマッケートに。途中で雨に降られる。

[19日]
チェンマイ大の農業経済学科所属のスタッフで,学内施設で農産物直売のネットワーク作りを行っているスタッフに聞き取り調査。
・プロジェクト・オフィスにて、タイ国農業・協同組合省の日本人スタッフとチェンマイ大スタッフとの面談に途中参加。
・秋にチェンマイで開催予定の花・園芸博覧会の予定会場を視察。日本チームは一番乗りで作業を開始していた。さすがというべきか,やはりというべきか。
・夜は秘書さんとタイ農業省のアシスタント,もう一人の日本人の先生と4人で食事。

[20日]
・学長を表敬訪問。
・普及系組織である害虫防除センターを訪問。生物防除の開発および普及,地方組織の改編による予算獲得問題などについてインタビュー・視察を行う。
チェンマイから北に移動。ミャンマーとの国境近くにあるRoyal Project at Doi Angkhangへ。グリーン・ツーリズム拠点としての現状を視察。
・夜はそのままプロジェクトのステーションに宿泊。

[21日]
・昨日から引き続きRoyal Project at Doi Angkhangを視察。ミャンマーとの国境地帯で行われている有機農業(野菜)の実践圃場も視察。自給的生活を是とする山岳民族に有機農業が合致すること,Royal Projectが農産物のマーケティングを受け持っていることなどについて説明を受ける。
・タイ北部の町Fangにて柑橘に関するファーマーズ・フィールド・スクールに参加。実地での研修(生物防除の実践)を視察し,座学研修として日本における農産物直売所の現状と課題に関するレクチャーを行う。直接言葉が通じないレクチャーはしんどい。終了後チェンマイ帰還。
・夜は秘書さんと運転手さんと食事。2人とも自分と同じ年くらいかと思ったら,自分が一番年上であることが判明し,若干ショック(笑)。

[22日]
チェンマイ近郊のバラ農家,普及事務所,行政事務所を訪問。バラ農家の現状や技術普及の問題について聞き取り調査を行う。この調査は現地に滞在している青年海外協力隊員のアレンジで実現。感謝。

ということで,今週は外回り多し。明日も午後に野菜のモデル農家を視察予定。