業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月9日(木):年始卒論ゼミ(2)

・研究室ボスと打ち合わせを少々。
 
・断続的に卒論の資料チェック作業と個別対応。何人分見ているのかわからない(苦笑)。また,夕方のゼミ向けに,卒論本文の「原文」と「添削後」の比較資料を作成。言いたいことは,千里の道も一歩より。一歩一歩を大事にしない人間は,千里の道を歩いても,大したものが残らない。すなわち,分析云々の前に,現場の人にお返しできるレベルの日本語で文章を書けということ。特に序章と事例分析は,研究全体あるいは現場での取り組みを本人をどう理解しているかを如実に表している。
 
・研究室ランチミーティング。年始一発目。これに向けた作業も少々。
 
・研究室3年生の就活支援を少々。
 
・授業履修に関する対応2件。自分に直接は関係ないようなあるような(笑)。要は,関係があると言った場合,授業担当者として関係する場合と,指導教員として関係する場合がある。今回は前者。
 
・来年度の卒論・修論に関する学外への打診開始。2か所に3件分。今年度の卒論が終わっていないが,来年度の話も始めないといけない。
 
・最後に,卒論指導ゼミ。昨日の3人に引き続き,今日も3名。次回は2週間後。
 
卒論とはフルマラソンと同じ。ペースダウンや走るのをやめてしまうと一気に取り残されるし,短期間で取り返そうと思っても容易ではない。もちろん,ポイントポイント,あるいはゴール前ではスパート力も必要。
 
もう1つ,市民マラソンでは,途中に関門がいくつか設定されていることが多い。期限内にそこまでたどり着けないと競技中止。自分が指導する学生に提示した次回の関門は約10日後。卒論提出の25日前,かつ卒論発表会の32日前。すでに関門を通過しつつある学生もいるが,予断を許さないのもいる。期待するのは,「奮起」というべきか,「脳の起動」というべきか。