業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

7月13日(火):調査24

午前に調査,昼過ぎに少し大学に寄って,すぐにまた学外。
 
・調査の前に資料の読み込み。飼料用米の生産を行っている事例だったので。
 
・午前は県内の大規模水田経営を訪問し聞き取りと圃場作業の見学。留学生は田植え機に乗せてもらうなど,すっかりお世話になってしまった。しっかりとお返しができれば。
 
終了後,一旦大学に帰還。
 
・9月の学生実習に向けた事務手続き。無事に了(のはず)。
 
・来月のインドネシア行きの事務作業。こちらが手続きできる環境にまだなっていないのだが,進められるところまで進めておく。
 
・午後の高校訪問に向けた準備。
 
1時間半ほどの大学滞在の後,県内高校に向かって移動。
 
・県内高校にて,進学説明会を実施。予定時間を延長して質問を受け付け。縁あって一緒に勉強する学生が一人でも出てくれば。
 
・移動時間に研究室ホームページの更新に向けた若干の作業。また,上記高校訪問の報告書を作成。報告書は未完。
 
帰還前にもう一仕事。
 
・県内の某NPO法人の総会で知り合った実業界の方と面会。彼らが構想している大学とのコラボレーションや今後の展開についてお話を伺う。
 
大学(特に地方大学)のあり方を考える上で,地域の企業(一企業ではなくある程度の数の企業群)が大学に求めていることを知っておくのは重要。手っ取り早くは共同研究の可能性だろうが,中長期的には人材育成(つまり学生への教育とキャリア形成)にとって重要な話。
 
高校訪問をしていると,とかく「わかりやすい」教育に目が行きがち(その方が高校生に説明がしやすい)だが,それと同時に重要なのは.「学生自身のキャリア形成の一翼を担う」こと。
 
いつどこで活用できるかはわからないが,勉強になった。