業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

3月12日(金):講演

仙台日帰り。

・仙台にて「家族経営協定」講演。

講演自体はつつがなく終了。講演後は,午前に講演された方と午後に講演した自分とで,まとめて質疑応答を受ける形になったのだが,なかなかおもしろかった。午前に講演された方は,以前からコラムなどを拝見していたので,ついにここでお会いしたか,といったところ(笑)。

往復の車中にて以下の作業。

・卒論生の「公共牧場」論文の投稿論文化作業。仕上げ作業にかかってきた。これだけ書いているならもうすぐ投稿できるのだが,他に抱えている仕事を考えると,何ともいえない。

・別の卒論生の論文(茶関係)に関連して先行研究の読み込み作業。上記「公共牧場」に比べると,ストーリーが立てにくい。というのは,産地にこだわった研究が多いため。かといって,何とかならないわけでもない。卒論生の研究も産地にこだわっているから(笑)。

・研究室OBから求人(非常勤)が届いたので事務に学部全体への伝達依頼。さて,希望者が出るかどうか。研究室内に該当者がいれば紹介も難しくはないのだが,あいにくゼロ。

農水省受託研究で来年度に現地(米国)でお手伝いをしてもらおうと思っているロースクールの学生とコンタクト。本人とは先月に既に面会している。現地では「インターンシップ」として従事する(向こうのカウンターパートから是非使ってほしいとリクエストがあった)ので,予算的な扱いなど詰めなければいけない部分はあるが,現地に短期間ながらも専従スタッフがいるのはありがたい。また,分担の先生から委託元に提出すべき残りの資料も届く。これで必要な資料はほぼそろったか。関連して論文書きも少々。

本日は仙台日帰りで明日は東京日帰り。経路からすれば,本日は東京に移動して泊まるべきだが,明日の東京出張が後から割り込んできた(その時点では変更不可の航空券をとってしまっていた)こともあるし,帰れるときは帰宅するのが子育て世代の自分のルール。

講演は,今年度分はこれにて終了。今年度実績は10回。前にもどこかで書いたと思うが,調査につながる(いい事例にめぐりあう,農家や関係機関の方の意見を直接聞ける)と思えば,できるだけ対応したい。もっとも,来年度以降の研究スケジュールを考えると,どうなるかはわからないが。