業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

4月27日(月):統計の調査項目

大型連休が迫ってきた。とにかく切りのいいところまで仕事を進めたいところ。

・「簿記会計2」授業。日商簿記3級レベルの精算表の復習。授業のスピードとしては落ち着いてきたか。復習は今日で終わり。次回からは新しい学習内容に入る。終了後は後作業。

・連休明けの休講予定を大幅に変更したので,その連絡手続き。6科目もあるとそれなりに大変(苦笑)。

・木曜の「農業経営学」準備。昨年度の授業で使った統計資料を最新版に更新しようと政府統計をチェックしたところ,自分が使いたい調査項目が落ちている。なぜここを落とす?(事情はわからないではないが...) やむなく,前年のデータを使ったり,該当データを落とした形で図表を作ったりで対応。未完。

・「社会調査演習」準備と授業。終了後は後作業。諸々のイベントを考えるとそうのんびりもしていられないので,ペースはそれなりに上げてきている。今年のテーマは「農産物直売所」なのだが,大学に近い直売所を見てみたいと質問が出るなど,学生の方も徐々にその気になってきているようで頼もしい。

農業には充実した政府統計があり,研究者にとってはありがたいのだが,「過剰」な統計調査は税金の無駄遣いであるため,充実していればよいというわけではない。一方で,一旦調査項目を落としてしまえば,(たとえ後年に復活させたとしても)該当年のデータは取り戻せない。今回は,単に授業で取り上げる基礎的なデータだが(だからこそ気になったのだが),研究者としては考えさせられた。