業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

9月2日(火):調査25

本日より本格的な調査を開始。

・午前中に民間の弁護士(種子会社の代理人をしている),午後に州法務局の農業法担当者にインタビュー。テーマは穀物作における契約生産の動向なのだが,結論から言えば一部の例外を除いてあまり普及していないということらしい。99年にこういう資料を作っているではないか(2人ともこの資料の作成に携わった)と聞くと,その頃はこれから増えると予想したのだが,結果としてはあまり増えていないとのこと。

事前の予想より少し事情が違うようだが,調査項目をそれなりに再構成して明日以降の調査につなげる予定。

調査時間以外は,引率学生と食品スーパーなどを見学。自分は有機野菜の産地はどこだろうとか,地元産の農産物は意識して売られているのだろうかとか,農産物の差別化の方法としてどのようなブランド展開が図られているのだろうとか,そういう視点で売り場を見るのだが,学生にとっては初めてのアメリカのスーパーが楽しいようで(苦笑)。

明日も大学の教授(農業法)にインタビュー1件,それから別の企画が1件(笑)。後者の事の顛末は明日の業務日誌に書く予定(本当に実施されるかどうかまだわからないので)。

今は現地時間午後6時過ぎなのだが,これから今日頂いた資料の読み込みや明日の調査準備をする予定。