業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

8月5日(火);オープンキャンパス

・終日,オープンキャンパス対応。広報委員であるため,午前中から出動。午後は学科展示ブースで説明,終了後は後片付け。

合間の時間で以下の作業。

・金曜日に予定している秋の学会シンポの報告者打ち合わせに関連し,先方と書類手続きの確認。旅費の出所によって書類手続きが変わるため。

・某TV局の方から電話。秋にイギリス農業についての特集番組を制作するにあたり,色々と教えてほしいとのことで助言をする。かれこれ1時間以上話をする。番組のエンドロールに協力者として名前が出たりするのだろうか?(笑)

担当者の方曰く,イギリスの農業の現場を歩いた研究をしている日本人がほかに見当たらなかったとのこと。自分でもそう思うところはある。

食料自給率の話では,しばしば「イギリスは上がった(から日本も上がるはず)」などと持ち上げられるのだが,農場の実態も知らずしてよくも分かった風にいえるものだとも常々思っている。

自分としては,国内はもちろん,先進諸国(経済に占める農業のシェアが下がるところまで下がっている国)における農業・農村の現場を歩き,情報を発信し続けることが重要だと思っている。お気軽にアジア諸国で農村調査をして,安直に「アジア農業論」とか語りたくない(笑)。