業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月24日(水):調査2

家族の体調は,上の子はピークを超えた模様。かみさんと下の子は一進一退。

・午前中は亀山で茶農家の調査。実際には,普及員さんによる農業経営改善に向けた助言活動を見学させてもらう形。家族経営協定が自分の研究テーマの1つ。今回は別の事業なのだが,普及事業としては全く別個の活動が,実は家族経営協定と根は同じなのではないかと考え,見学させてもらった。結論から言えばやはりそうだと感じた。うまくいけば,かなり実践的な提案ができる研究成果ができる。楽しみになってきた。

・大学に戻り「情報科学演習」授業。調査先から戻り,大学の駐車場に着いたのが授業開始5分前。よって,駐車場から授業へ直行。

・来週の「簿記会計演習」準備。やることが多いので一部大胆に削る。関連して,オフィスアワーの時間に受講学生から質問1件。簿記会計というより税金の話(源泉徴収について)だったが,感心したのは第一に興味を持ったことをきちんと質問して解消しようという姿勢,第二にきちんとオフィスアワーの時間中に来たこと(笑)。と思っていたら,もう一人研究室の学生から確定申告について相談。支払調書を確認し,2,000円余の還付があることなどを指摘。授業準備は未了。

簿記会計にしろ税金にしろ,当事者にならないと知識が身につきにくい。何かをきっかけに興味を持ってくれればうれしい。

朝調査に行くとき,鈴鹿市内で普及員さんと待ち合わせ,普及員さんの車で現地に向かったのだが,待ち合わせ場所に行くのにタクシーを使おう(子供の体調が悪化したときにすぐに車が使えるよう,車を家に置いておきたかった)と駅前のタクシー乗り場に行ったのだが,タクシーが全然来ない。タクシー待ちの客はたくさん(といっても5組ほどだが)。やむなく自宅に戻り車で待ち合わせ場所に向かったのだが,「ワーキングプア」の例としてしばしば取り上げられるタクシー業界も,三重県鈴鹿)ではお気楽なものだとあきれた。