業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

1月19日(木):受験生は風邪を引かぬよう

週末にセンター試験を控え,テレビの天気予報では「受験生の皆さんは風邪を引かぬようご注意下さい」と盛んに言っている。それを見る度に「試験監督者にも一言ないの?」と思う(笑)今日この頃。

・メール処理。

・「簿記会計演習」と「社会科学チュートリアル」授業準備。

・卒論指導ゼミ。ゼミもレギュラーでは来週が最後。月末に提出,来月中旬に卒論発表会。こう考えると,まだまだ寒いが春は確実に近づいているようだ。

・研究室ミーティング。

・「簿記会計演習」授業。残り3回にしてなぜか出席者が増えた。来週からいよいよ決算に入る。

・「社会科学チュートリアル」授業。今週は2人の先生に完全にお任せして,自分は事前準備と出席取りのみ。

・ここ1週間ほど引き続いている研究助成の申請書書き。参加メンバーから新規情報が届く度に申請をアップデートすることの繰り返し。あとはきちんと情報が届くか,情報が申請にふさわしいか,の2点に絞られてきた。締切は明日。

火曜日の帯広調査をまとめたいのだが,なかなか時間がとれない。何とか明日には・・・

前期に担当していた講座必修「科学英語」の授業評価アンケート結果が出た。わが学部では学生にアンケートを取り,授業ごとに評価を出している。今回の授業は学生から最も嫌われる「必修」かつ「英語」という不利な立場にあったのだが,総合評価は全体平均を上回った。めでたし。

ちなみに調査項目を詳しくみると,自分の授業は全体平均と比較して,1)授業内容は明確で理解度も上がったが,関心はあまり高まるものではなく,2)授業方法は説明が分かりやすかったが,板書が汚く,3)教員は熱心で質問にもきちんと対応し,成績評価も明確であったのだが,4)難しい,ということだったらしい。

ちなみに自由記入欄にあった「なぜこのような内容の教科書を選んだのか」という質問にここで答えると,パットナム「ボーリング・アロン(一人でボーリングする)」を用いたのだが,社会系講座の学生がソーシャル・キャピタル論を知ることは,卒論のみならず,日本の社会で起きている様々な問題を考える際に絶対に有用だと考えたから。選挙の投票率が下がるのは「政治がつまらないから」などといったマスコミの短絡的な評価に振り回されない人間になってほしいという願いも込められている。