業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

11月24日(火):訃報

今日は昨日の振り替え休を頂いていたので,本来的に業務はしておらず,本日誌も更新しないつもりだったのだが。

大学院時代の同僚が,アメリカで事故死したとの知らせ。

・学部から専攻を大きく変えて,農業経済の世界で頑張っていた姿。
・学位取得後,地方を転々として苦労しながら,多様な仕事に取り組んでいた(彼女の名誉のためにいえば,むしろ「立場上取り組まざるを得ない雑多な仕事を見事にこなしていた」)こと。
・三重でも一度調査を一緒にしてもらって,実質的に初めての「自分の学生」をほめてくれたこと。
・三重大時代,自分が大学院集中講義の非常勤を初めて呼んでよいということになり,迷いなく彼女に依頼したこと。
・自宅に招待して晩飯食べたこともあった。
・2か月ほど前に,コーネルから一時帰国するタイミングを捕まえて,農大の院生の相談に乗ってもらったこと。この時同席すればよかったな。
・彼女が事故の直前に訪問したウィスコンシンの農場は,おそらく自分が数年前に訪問したところと同じだったこと。

あんなにエネルギッシュな人が,こんなにあっさりさよならするなんて。

彼女の元気さ・活発さは忘れないし,これからも見習いたい。

それが彼女に対する恩返しになると信じたい。