業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

6月17日(水):防災対策

・研究室内の転倒防止対策について担当課の立ち入りチェック。対策は既に取り始めてはいるが,万全とはいえないので,アドバイスも受け(以前から気になっている事項もあったので対策を伺い),最後は業者さんに現況確認と措置を考えてもらうところまで。

・気が早いとも思ったが,9月の学会(北海道)に向けたフライトの確保。「ウルトラ先得」とやらでやたら安かったので。関連して,10月の学会の宿も確保。まだ行くかどうかも決めてないが(笑),行かないのであればキャンセルすればよいとの考えに基づく。

・学外と諸々のやりとり。委嘱状の依頼,委員会の日程調整。昨日から引き続きの案件だが,ほぼまとまったか。

・学内のやりとり。出張申請1件と学生実地研修の企画案1件。

・研究室の学生に誘われて,学内「昆虫食展示会」へ。試食できたのは一部の食材のみだったが,農大らしい企画。

・研究室広報作業。研究室ドア前の掲示と研究室ブログの更新。共に基本的には学内向け。

・カリキュラム再編に向けた頭の体操。取り急ぎの検討結果を関係の先生方に送付。

最後に標記の件。確かに研究室の棚類の転倒防止は重要。棚類を単に物理的に固定するだけでなく,棚の配置方・使用方も含めて対策を講じる必要があるだろう。その意味では,今日は重要な一歩を踏み出せた。

ただし,単にモノが倒れなければいいというわけでもあるまい。学生全員が大学に頼ることはないにしても,研究室所属の留学生数・下宿生数・自宅生の自宅までの距離等を考えれば,平日昼間に震災が発生した場合,学生が数日間大学から帰宅できない状況になることは容易に想像がつく。そして、外部からの支援を得られるにしても、すぐには無理だろう。

大学としてある程度の備蓄はあるとして,やはり研究室単位でも備蓄は必要。すでに「回転備蓄」の構築に取り掛かっているところではあるが,まだ万全ではない。

改めて研究室の危機管理のあり方を考えさせられた一日。

などと思いながら,帰宅すべく小田急に乗ったら,「百合ヶ丘-読売ランド間で集中豪雨による冠水」とのアナウンス。災害への備えはやはり重要。