業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

9月11日(水):学生実習(3)

・昨日から引き続き,学生実習の引率。宿泊施設を発ち,昼前に大学に到着。以後は,断続的に明日の発表に向けた学生の発表準備に対する助言。今年は例年より相談多し。それ自体はよいこと。
 
学生実習も明日午前の発表会まで。本人たちにどこまで伝わっているかはわからないが,こちらの意図は「頭と体をしっかりと使う」こと。脳みそをあまり使わず,「とりあえず」何枚かの報告スライドを作っておしまいではいけない。
 
これでいいですか,と言われれば。たくさん突っ込みを入れて,また考えさせる。
 
あまり考えずに済まそうという態度を改めさせる機会なので,学生が混乱したほうが効果は高い。もっとも,ただパニックになられても困るが。
 
その他の時間は以下の作業。
 
・ドクター院生と相談。「保険」として投稿していた論文が不採択となり,後がなくなった。ただ,貯金はなくなったが,まだ持ち札は残っている。
 
・卒論生(その1)の調査準備。アンケート票の仕上げと印刷・紙折りまで。3,500部也。本人がやればいいのだが,来ないのでどうしようもなし。紙折りがある程度進んだ段階で来たので,書状の封入作業と現地への運搬は本人に任せたが,怒る気にもならない。関連して,夜に先方に連絡。
 
・卒論生(その2)の投稿予定論文の草稿チェック。「完成版」を見ているはずなのだが,あまりにもひどく,草稿が真っ赤になってしまったので,最後のまとめまで進まずに返却。これもまた,怒る気にもなれない。論理展開が未熟なのは学部生なのだから目をつぶるし,直しもできる。が,「完成版」と称しているモノが,明らかに適当な切り貼りだったり,図表番号すらぐちゃぐちゃであるのは,そういうレベルではない。
 
・某学会企画業務。個別報告のタイムテーブルが固まったと思いきや,変更要請への対応。いまさら運営側の大変さを思い知っている。
 
明日から自分が世話役をしている先生の集中講義があるのだが。申し訳なし。