業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月4日(月):鬼

期末試験期間始まる。自分の担当授業は初日。つまり今日。
 
・諸々の書類手続き。あ゛ーという気分。
 
・学部生に分析作業をお願いしている報告書の執筆。またまた計算のやり直しをお願いする羽目になったが,報告書そのものはそこそこ進んでいる。
 
・卒論指導。断続的に3名。当初の約束より1日前倒しにできただけでもよしとしよう。もう1名は逆に後ろ倒すことに。
 
・家族経営協定関係で発行予定のパンフ・ゲラに目を通す。一点だけ気になった所があった旨返送。
 
・「簿記会計演習1」期末試験の準備および本番。終了後は採点。一気に了。90名はつらかったが。
 
・学部3年生の指導1名。来年度の卒論に向けた作業。
 
・投稿中論文(短い・先週書いたのとは別)の2回目の査読結果が届き「掲載可」に。最終決定ではないが,めでたしめでたし。
 
・某学会からの査読依頼受諾。
 
標題の件。節分ではなく担当科目(簿記)の話。採点基準を上げた結果,25%強が6(可),25%弱が不可。暫定的な採点結果なので,不可とした学生の一定部分は追加の課題をもって救済することになるが,それでも履修登録者のちょうど半分が6または不可。
 
ただし,厳しくなったのかといえばそうでもない。25%超は9か10を取れている。つまり,全体が下がったのではなく,中間層がいなくなり,底が抜けたということ。見方を変えれば,今まで無理に下の方を拾っていたのをやめただけ。
 
この授業は,学生の評判も悪くない。おととしは授業評価1位だった(昨年も4位)。ただ,評判がよいなら従前のままでいいわけでもあるまい。「継続と刷新」の使い分けが大事。