業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

2月17日(火):修論発表会+卒論リハーサル1

今日が修論発表会で,金曜が卒論発表会。毎年2月の風物詩。

・今学期の成績提出作業。自分が主担当の2科目は自分で直接システムに入力。主担当でない数科目は担当の先生に報告。これで,自分が関わった科目の成績はすべて確定したはず。

・講座ホームページの更新。講座スタッフからなかなか情報提供がなく,前回の更新から1ヶ月ほど我慢していたのだが,あまり長すぎて更新が止まった(更新作業が放棄された)と思われても困るので,取り急ぎ自分のネタを1件掲載。今年度は極力こういうことをしないポリシーだったのだが。

・4年生の卒論発表リハーサル。4名で2時間半ほどかかる。感想は最後に書くとして。

・講座の修論発表会に参加。こちらは1時間強。今年度は修了生が2名のみのため短かった。感想は省略(笑)。

・「家族経営協定」の調査報告書書き。上記のイベントで疲労困憊してしまい,まだ筆が乗らず。乗りかけたところで時間切れ。

・3月上旬に発表を予定している某学会からスケジュール表が届く。自分の報告は最後から2番目かあ…実質的に最後まで会場にいないといけない(笑)。急ぎ交通機関の手配。それよりも,発表用PPTを明日までに提出しないといけないのだが手がついていない。

上述の卒論発表リハーサルを聞いた感想だが,本業務日誌は業務だけ淡々と書くのがモットーで意見などは書きたくないのだが,ダメな点だけ書くと(笑)次のような感じか。

(1)内容以前に「自分の卒論は面白かった!」という張りきり感(悪く言えばハッタリ感)がない。自分も講義などするときにいつも気をつけていることだが,話している本人が面白いと思っていなければ,聞いている人が面白いと思うわけがない。すなわち,話す側が面白いと思うことは,聞く側が面白いと思うための必要条件。必要十分条件ではないことはさておき(笑)。

(2)何事にも「あきらめてはいけない」局面と「あきらめが肝心」な局面がある。ここに履き違えがある。発表会まで3日というタイミングでの「追い込み」は,「卒論をよりよいものにしたい!」ためにやるのならいいが,「体裁を整える」ためなら意味がない。そもそもなぜ卒論に取り組むのか? 単に卒業のためだけならとことんサボって,発表会のときだけコッテリ絞られればいい。中途半端な取り組みは時間のムダ。

 多くの学生は,卒論が終われば社会人になる。社会でよく言われるのは「ホワイトカラーの低生産性」。この原因の1つは「頑張っているところを見せれば(できなくても)最後は許される」という教育のあり方にあると個人的に考えているので,これに与するような言動は厳しくチェックするつもり。

いうなれば「やりきる馬力」も「やらない勇気」も醸成できずに社会に送り出すのは忍びない。