業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

12月2日(金):半休

予期したとおり,昨夜から子供が発熱。今日はかみさんが午前に非常勤の授業。保育園に預けるわけにもいかず,半休を取り午前中は自分が面倒を見て,昼にかみさんと交代,午後だけの勤務。

・やむなく欠席した広報委員会で代わりに報告していただいた先生から資料などの引継ぎ。

・某資格試験2次試験合格発表・・・不合格。さすがに事前準備なしで受かるほど甘くなかったようで...来年は1次試験免除なので,何としても合格せねば。

・昨日の「簿記会計演習」の後処理と来週の授業準備。

・研究室HP更新。

ダイエット開始ということで,昨夜は早速1000メートル泳いだのだが,今日は体中が痛い(笑)。2日目にして気がなえつつあるが,気を奮い立たせるために,「これから泳ぎに行く」と敢えて書く。

遅れて最近読んだ週刊東洋経済に,野口悠紀雄が「食料の安全供給を実現するには自給率が低いほどよい」というしょうもない文章を載せていた。決して間違っているとは言わないし,自分も国民の危機感を煽るような食料自給率向上論には与しないが,この論説はあまりにもひどい。なぜなら,(1)食料輸入を増やしたほうが日本の食料供給が安定するという論理は,日本がそんな行動をとったら途上国にどんな影響が出るのかを無視している。(2)莫大な石油エネルギーを浪費して食料を運ぶことの環境負荷を無視している。そのほかにもあるが,まあこの2点で十分だろう。経済学の初歩くらい分かっているであろう読者に対して,こんな初歩的な議論を展開する必要がどこにあるのか疑問だ。