業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

4月14日(木):イースター期間開始

カレンダー的には、明日と来週月曜がイースターに伴う休みだが、大学は今日から1週間のブレイク(teaching free time:笑)。

交通機関のダイヤや店舗の営業時間も普段と異なると想定される(日本だと、休日こそ店が開くと考えがちだが、こちらは休日こそ店が閉まることもままある)ので、ヘルシンキ市街に買い出し。

  • 派遣元大学関係。予算執行手続きや送付されてきた資料のチェックなど。明日オンライン会議があるのだが、立場上出たり入ったりが必要でなかなか面倒。こういう立場の教員はこの委員会に関わらない方がいいのだが(苦笑)。
  • 前職の大学事務から、自分宛に本が届いたとの連絡。大学が変わってからもう7年経つのだが(苦笑)。ともあれ、対応について依頼。
  • 今秋に企画している学会分科会について。お願いしていたコメンテーターから正式に承諾をいただき1名定まる。固まるまでもう一つ頑張らねば。
  • フィンランドで紹介された論文の読み込み。6割ほど読み進んだところ。続く。
  • 採択済の論文の校正。2割ほど見る。続く。
  • Youtubeチャンネルの最初にアップする動画の構想を進める。続く。
  • 先日依頼があった原稿(来月頭締切)について、執筆内容の構想を進める。農業・農村縛りがあるだけで、内容は自由と言われると逆に迷うのだが、自分の今後にとっても、ここでこのような内容の論考をまとめておくべき、というコンテンツに決める。

バタバタしているうちに、本来手をつける業務2つに手がついていない。週末が見えてきたタイミング+イースター期間でもあるが、当面は業務継続の見込み。

本日のヘルシンキの状況。

  • コロナ感染者数については新たなデータ公表なし。より大きなニュースは、政府がマスク着用推奨を本日解除したこと。一方、ヘルシンキ自治体は着用推奨をまだ続けるとのことだし、最近は建物内でも公共交通機関でも、したい人はしているし、そうでない人はしていない、といった状況だったので、大きな変化は起きなそう。一方、政府がマスク着用推奨を解除した理由として、「(マスクが)感染の拡大を有意に下げない」としていることは注目する必要がある。これは前から言われていたことではあるが、ともすれば「感染対策=マスク着用」で思考停止しがちな日本も改めて考えなければならない課題。
  • ウクライナ問題などの影響で、3月の物価上昇率が昨年比5.8%。ユーロ圏全体で7.5%と見込まれていることに比べると抑えられているものの、1990年以来の高い水準。また、ロシアの動きについてはいたずらに危機感を煽るような報道は避けているようだが、それでも、ロシアの前大統領が、フィンランドスウェーデンNATOへ加盟した場合、バルト海地域は非核地帯ではなくなると警告したことは報道されている。NATO加盟が実現した場合、短期滞在者の自分も相応の注意が必要なのだろう。