業務日誌

東京農業大学(元三重大学)教員による業務日誌です。農業経営学の見地から,食料・農業・農村・環境の問題を考えています。

3月9日(水):オンラインのはしご

オンライン会議をはしごした日。

  • 某団体(日本)の方とオンライン打ち合わせ。明後日に本番を控えた接続テスト。
  • 某省庁(日本)のプロジェクトの審査会に研究分担者としてオンライン参加。評価委員と研究代表者とのやりとりを聞くのみで、自分が発言すべき場面は特になし。
  • フィンランドの統計セクションの方とオンラインミーティング。途中、いきなり接続が途切れるなどのトラブルもあったが(これが起きるとパソコンの再起動以外に手がない)、なんとか終える。終了後はメモを作成。
  • 派遣元大学とのやりとり。単なる資料のやりとりではなかったが、取り急ぎ内容は理解した。
  • 新年度からの新企画に向けた企画書の作り込み。一旦手を離し、学生に診てもらう段階へ。
  • 書籍の読み込み。7割ほど読み進んだ。食・農に関する箇所は過ぎてしまったが、それでも上記企画のヒントになりそうなことはあった。

オンライン会議をはしごできるのは、まさにオンラインならでは。ただ、移動を伴わないとはいえ意外に疲れる。

その他のマター。

  • ヘルシンキのコロナ感染状況ページがようやく復旧し、2月24日以来の情報更新。昨日までのコロナ感染者数の1週間平均は490人/日。2月24日は450人だったので微増。3回目接種も伸び悩んでるし、これ以上はおそらく減らないのだろう。日本でも、早くも予約なし接種が始まったようだし、予防接種は年1回がせいぜいだろう。
  • 国際郵便が昨日止まったと書いたが、それを受け、たまたまパスポートの更新期にかかっていた(あるいは海外で生まれた子供の帰国用にパスポートを取りたい)ところで、戸籍抄本などが国際郵便で送れない(民間の国際宅配業者もあるが、法的には信書は送ってはいけない)、という問題をSNSで見かけ、なるほどと思っていたところ、大使館より、現物を入手次第提出するという誓約書を添えることでコピー代用による申請可能、との案内が届く。
    • このくらいの柔軟な対応は流石にできるのだな、と思った一方、21世紀も20年以上が過ぎたタイミングで、いまだに紙ベースでのやりとりでないと手続きができない、という旧態依然とした状態はなんとかならないのか、という新たな疑問も浮かぶ。
    • 自分に起こりうるケースはパスポートの紛失。その場合の手続きを確認したところ、時間がない場合は運転免許証などの顔写真付きの身分証明証があれば帰国まではなんとかなることが判明。それにしても、だが。
  • ウクライナ問題については、気になった話題が2つ。
    • 新聞社がフィンランドの国会議員にNATO加盟への賛否を尋ねるアンケートを実施したところ、59%が回答しなかった。回答者の過半は「加盟賛成」だが、この大量の「無回答」国会議員(「立場は明らかにできない」と回答した議員も含めると67%が無回答)の存在が、これがセンシティブな問題であることを如実に示している。
    • マクドナルドがロシア国内の全店舗を一時閉鎖というニュース。これで思い起こされるのが、フィンランド北部ロヴァニエミのマクドナルド。ここはかつて「世界最北のマクドナルド」だった(いまだにそう記載されているガイドも多い)が、マクドナルドがロシア・ムルマンスクに進出後は2番目に後退。今回の問題で一時的にではあるが最北端に返り咲いたことになる。最北端のポジションを維持しているうちに一度行ってみようか。